1月31日、視聴者からの情報提供を呼びかける生特番「緊急!公開大捜索’18春~今夜あなたが解決する!記憶喪失・行方不明スペシャル~」(TBS系)が放送された。今回、同番組に出演した身元不明の男性が、29年前に行方不明になった少年とそっくりだと、大きな話題になっている。
「番組には、17年もの間、見知らぬ“おじさん”に軟禁されていたという現在推定25歳の和田竜人(仮名)さんが顔出しで出演しました。彼は2014年に軟禁場所から脱走後、意識不明の状態で発見されましたが、今も一部の記憶を失っていることから身元が特定できていないということだったんです。ところが、放送中、ネットでは29年前に徳島県で行方不明になっている4歳の少年・松岡伸矢くんとそっくりだと大騒ぎになり、後半はそのことを番組でも取り上げる事態となりました」(テレビ誌記者)
放送時間内には和田さんと松岡くんが同一人物かどうかは明らかにならなかったが、今後、捜索願いを出している両親とDNA鑑定を行えば詳細が判明するようだ。そんな中、番組に出演していた柴田理恵の発言が問題となっているのだ。
「放送中、和田さんとスタジオが中継で結ばれ、柴田が語りかける場面がありました。そこで彼女は『和田さんは本当に全部思い出されたいんでしょうか?和田さんを見ていてね、今お元気で、一生懸命やってらっしゃるんだったら、どうせご両親もいらっしゃらないし、過去の(自分を軟禁していた)おじさんを発見するのもイヤだし、新しい人生ってものがないのかしら?』と、和田さんの今回の行動に反対するかのような発言をしたのです。これに視聴者から『なぜ両親がいないとわかる?』『無神経すぎるコメント』『和田さんは戸籍がないから、住所も仕事も自由に選べなくて苦労してると明かしてるのに、この言い方はダメでしょ』と批判が殺到しています」(前出・テレビ誌記者)
柴田としては、「軟禁されていた過去」の真相を知ることで、和田さんがさらに傷つくことを心配してのコメントだったようだ。しかし「“どうせ”両親もいらっしゃらない」というのはあきらかに失言。それで、炎上してしまったようだが、和田さんの身元が明らかになるのを願うばかりだ。