12球団で唯一、米・アリゾナ州スコッツデールで海外キャンプを行っている北海道日本ハムファイターズだが、一足先にアリゾナ入りしたドラフト1位ルーキー・清宮幸太郎が合同自主トレのシートノック中にゴロを“お手玉”した。プロ入り後、初のエラーに先輩から「ヘイ、キヨ!」「おい、キヨ!」とヤジが飛び、清宮も思わず苦笑いした。
いわずもがな、球界で「キヨ」と言えば、あの清原和博氏のニックネーム。二塁の杉谷拳士からは「『キヨ』はマズいだろ」と異論も出たが、どうやらチーム内では「キヨ」の愛称で決定した模様だ。この報道を受け、ネットではファン同士の丁々発止が繰り広げられている。
「一塁手専門の大物高卒ルーキーという共通点があるだけに『これは伏線?』『無冠の帝王に終わりそう』と心配する声や『キヨというあだ名が洗浄されるいい機会』と前向きな意見も出ています。ちなみに同期入団の選手たちからは『キヨッピー』などと呼ばれているそうですが」(スポーツライター)
これまで有力だったあだ名は「こうちゃん」。ファンはこちらで呼んでいくのだろうか。
「これはこれで、同じ早稲田実業出身の日ハムの先輩・ハンカチ王子こと斎藤佑樹の『佑ちゃん』に通じるものがあるとして、抵抗があるようです(笑)」(前出・スポーツライター)
清原氏の1年目は、4月中にはスタメンに定着し、打率.304、31本塁打、78打点で文句なしの新人王というとてつもないルーキーイヤーを飾った。それだけに壁は厚いが、清宮がこれだけの活躍をすれば、文字通り「キヨ」のあだ名のイメージはロンダリングされることだろう。