開幕が迫る平昌五輪。2月4日、日本の女子フィギュアスケートのエース、宮原知子選手が練習を公開、今大会にかける思いを語った。
「宮原選手は五輪が『とても楽しみ』であるとし、雰囲気に飲み込まれないように気持ちをしっかり持って頑張りたいとコメント。練習の調整状況もまずまずで、濱田美栄コーチも『よくぞここまでもってこられた』と安堵の気持ちを吐露していました」(スポーツライター)
疲労骨折で休養し、復帰が昨秋となったこともあって、一時は平昌五輪をあきらめてはどうかと提案したこともある濱田コーチだけに、宮原選手の復帰に感慨もひとしおだろう。しかし、安堵ばかりしてはいられない。濱田コーチと宮原選手には深刻な心配事もあるのだ。
「宮原選手は、故障で昨年の四大陸選手権を欠場しています。そのため、五輪の試合会場となる江陵のアイスアリーナにはまだ入ったことがないんです。しっかりと情報収集はしているらしいのですが、その中で一件、心配なことが出てきたのだとか。それは、リンクサイドのフェンスが思いのほか厚いこと。試合直前にコーチが宮原選手におでこをくっつけて送り出す、あのルーティンができないのではないかと危惧しているというのです」(前出・スポーツライター)
ガッツポーズまで練習していた宮原選手のこと。届かなかった時のための新しいルーティンも練習しているかもしれない。
(芝公子)