2月7日に3度目のブルペン入りをした中日・松坂大輔。捕手を座らせて直球、カーブを67球投球し、推定140キロは出ていたという報道もあった。
「ソフトバンク時代は、素人目で見ても明らかに下半身が使えていない“手投げ”で、復活とは程遠いどころか見るからに“終わった”という感じでしたが、フォームは限りなく全盛期時の“五分投げ”という雰囲気で、復活を期待させるものでした」(スポーツライター)
3日に行った「ランチ特打」では、53スイングで2本の柵越えを見せ、打撃の健在ぶりもアピール。横浜高校時代は四番に座ったこともあり、通算14本塁打を放っている松坂。プロとして入団した西武は、投手が打席に立たない指名打者制を採用するパ・リーグだったが、2000年に代打で起用されタイムリーヒット、2006年の交流戦では対阪神戦で特大アーチを放っている。
「“二刀流”大谷翔平も昨シーズンは、足首のケガの影響で、登板機会は5試合、野手として65試合に出場しましたが、松坂も“右肩に違和感”程度なら、ベンチ入りさせておいて代打要員にすればいいという声もあります。松坂を守備につかせるほど、中日の外野陣も層が薄いわけではないですが、ここぞという時の代打であれば、球場の雰囲気も変わるでしょうし、相手投手には甚大なプレッシャーをかけることができそうですからね」(前出・スポーツライター)
崖っぷちの背番号「99」。かつてのように「マンガの主人公」のような松坂大輔が帰ってくるかも知れない?