12月22日、玉袋筋太郎がプロデュースするイベント「スナック玉ちゃん」がお台場のカルチャーカルチャーにて行われ、“日本一早い紅白歌合戦”が繰り広げられた。
この「スナック玉ちゃん」は、スナックのマスターに扮した玉袋筋太郎が、チーフの桐畑トール(ほたるゲンジ)、ボーイの近藤夢とともに、訪れたお客さんと気さくにお酒を飲みながら、語って、笑って、巨大スクリーンのカラオケで歌いまくって、スナックの魅力を知ってもらおうというイベント。その“スナ玉”で年末恒例なのが「スナック紅白歌合戦」なのだ。
カラオケのリクエストを入れたお客さんを紅組と白組に分けてカラオケの総得点を競うのだが、合間に芸能事情通のマスターが、ここでは一切書けない出場歌手にまつわる裏話を披露して盛り上げる。もちろん、この店“スナ玉”での危ないトークは門外不出。ツイートは厳禁だ。
今年の出場歌手の一部を紹介すると、紅組はレベッカ、中原理恵、渡辺真知子、山口百恵、森昌子、小柳ルミ子。白組は殿さまキングス、吉川晃司、西城秀樹、野坂昭如、沢田研二、郷ひろみなどなど。選曲や人選はすべてお客さん任せだが、スナックに相応しい「往年の昭和紅白」に出場しそうな出場歌手を、お客さんが自発的にリクエストしてくるところがニクい。
宴もたけなわ、マスターがバイス(謎の紫色の飲み物)を片手に語った。
「いや~、ウチの出場メンバーはスゴいでしょ? こんな紅白だったら絶対に観るよね。4年前、山口百恵に決まっていたお客さんが、スナック紅白の当日にインフルエンザにかかって欠場したんだよね。そしたら『ザ・ベストテン』よろしく診断書をFAXしてくれたんだよ。お約束がわかってるよね。スナック紅白は毎年盛り上がるんだけど、問題なのは高齢化問題。だって、今年のいちばん若い歌手がレベッカだもん(笑)」
今年は平均85点というハイスコアでの接戦の末、白組が勝利。海外枠でフレディ・マーキュリー(ダイオウイカ夫)も出場し、花を添えた。
次回の“スナ玉”の開催は2月26日の予定。初心者も大歓迎の“オトナの社交場”でスナックの魅力をとくと味わっていただきたい。