放送プロデューサーのデーブ・スペクターがまさかの暴露だ。2月21日に放送された「とくダネ!」(フジテレビ系)で、ものまね番組における採点の“裏側”を明かしたのである。
「この日の番組では、17日に行われた平昌五輪フィギュアスケート男子シングルで、中国人審判・陳偉光氏が、自国の選手・金博洋に高得点をつけ、他国の選手にはかなり厳しい点数をつけた、いわゆる『不正採点』疑惑を紹介していました。最終的に金選手は4位入賞を果たしています」(芸能ライター)
スタジオでコメントしていたプロフィギュアスケーターの小林宏一氏は、陳氏が採点後、「もしかしたら点数出た瞬間、『ヤバッ』と思ったのかもしれないですね。ここまで周りの方と点数がこうも違うと」と述べていた。するとデーブが、「いろんな指導とかないんですか?例えば打ち合わせとかやるじゃないですか」と、何やら意味深な発言を始めたかと思いきや、「ものまね番組だって、『すみませんけど、8(点)以下(未満?)あげないでください』って言うじゃないですか」と暴露。さらに「どこまでプライド持たせたまま、審査してもらうためのガイダンスってないんですかね」と小林氏に尋ねたのだ。同氏は「誰に点数をつけるというのは多分(ない)」と答えた。隣にいた同じくコメンテーターの深澤真紀が「それは…」と手で制しながら苦笑い。他の出演者はスルーしていた。
「デーブはおそらくこれまで、ものまね番組の審査に少なからず不満を感じていたのでしょう。それをここぞとばかりにブッこんできたと見られています。芸能界に長くいる身ですから、この“暴露”がどんな波紋を呼ぶのかわからないはずがありませんからね」(前出・芸能ライター)
ただでさえ下り坂のフジテレビ。デーブの突然の内部批判に、スタッフはやきもきしたことだろう。とはいえ、今後も彼にはドンドン“暗部”を明るみにしてもらいたいところだ。
(魚住新司)