テリー で、凜々花さんをそんなに夢中にさせた男性は、どんな人なの?
須藤 20代後半で、すごく尊敬できる人です。めっちゃ頭がよくて、いろんなことを知ってて。
テリー 仕事は?
須藤 医療関係です。
テリー そういう人と、どこで知り合ったの。
須藤 2年前のお母さんの誕生日パーティーです。
テリー 誕生日パーティーって、お母さん、何をしてる人?
須藤 普通の人なんですけど、私が小学2年の時に離婚してから、いろんな彼氏を作って、男友達もいっぱいいるんです。彼は、その関係の人です。
テリー へぇ、それはすごいね。それって、どういう感じでつきあうことになったの。
須藤 そのパーティーで初めて会った時に、私が好きになったんです。でも、その日はそのままバイバイして、最初の1年は完全に私の片思いでした。その後、ドライブに誘われて、即答で「行く!」って返事をして、そこでもう本当に大好きになりました。
テリー いいなァ、それって青春じゃん。聞いているだけで夢のような展開だよな(笑)。
須藤 その時に、向こうから「つきあってください」と言われて。
テリー おおっ、両思いだったんだ。
須藤 「やったー! お願いします」って、なっちゃいました(笑)。私、それまで人を好きになったことが全然なくて、結婚なんて一生できないと思っていたので、よけいにうれしかったんですよ。
テリー 好きになれないって、それはどうして?
須藤 なんででしょう。‥‥お母さんの恋愛と別れを見てきたからでしょうか。「あんなに仲がよくても、結局は別れてしまうんだ」みたいな気持ちが、どこかにあったからかもしれません。
テリー ああ、そう思ってしまうと、つらいね。お母さんが最初に彼氏を連れて来たのはいつ?
須藤 小学校5年生の時です。でも、あんまり長続きしなくて、いちばん長くても3年ぐらいで。
テリー そうかァ、大変だな。そういう時、その人のことは何て呼ぶの?
須藤 最初は名前を呼び捨てにしていたんですが、男の人とママに「パパって呼んで」って言われて、「パパ」と呼んでました。すぐいなくなっちゃうから悲しかったんですけど‥‥。
テリー そうか、でもお母さん、いい人なんだな。別れたら絶対自分も傷つくことがわかっているけど、娘と息子のために「今度こそ幸せな家庭を作るぞ!」と思っているわけじゃない。それって、けっこうできることじゃないと思うよ。
須藤 確かにそうですね。だから大人になった今、そのすごさを日々実感しています。お母さん、本当にいい人で、優しいので。
テリー 偉いね。そんな家庭環境で、反抗期とかはあったりしたの?
須藤 それはなかったんですが、大学に行かずにAKBのオーディションを受けたことが、一番の反抗だったかもしれないです。