大高宏雄

芸能

「答えを出さない役者」池松壮亮が第一線を張り続ける「奥義」/大高宏雄の「映画一直線」

今年も映画賞発表の季節になってきた。俳優たちの動向から見てみると、より興味が深まるかもしれない。実力派俳優の活躍が目立つ年だったからである。その中の一人が池松壮亮だ。この10年以上、常に日本映画の第一線で活躍してきた。主演作も多い。2010…

カテゴリー: 芸能 | タグ: , , , |
芸能

「侍タイムスリッパー」は本当に「カメ止め」の再来か…オモシロ比較解説/大高宏雄の「映画一直線」

異色の時代劇がヒットしている。「侍タイムスリッパー」だ。都内1館で公開されたのが8月17日。それが10月末にはなんと、283館にまで拡大された。興収は5億円を超えている。SNSなどの口コミによる人気の広がりから動員を伸ばし、上映館の数が増え…

カテゴリー: 芸能 | タグ: , , , |
エンタメ

これぞ洋画ベストワン級作品!問答無用に射殺する戦慄の人たち/大高宏雄の「映画一直線」

米国の近未来の内戦を描いた話題作「シビル・ウォーアメリカ最後の日」の公開が始まった。「2024年最大の問題作」との触れ込みの作品だ。今の米国の政治的な分断状況を背景にしている。連邦政府からいくつかの州が独立して武装化し、ホワイトハウスの現政…

カテゴリー: エンタメ | タグ: , , , |
芸能

企業爆破犯「桐島聡」作品2本の「まるで異なる」超難解演技/大高宏雄の「映画一直線」

少し前の話になるが、今年の8月30日は、三菱重工爆破事件から50年目にあたった。新聞では比較的大きく取り上げられたが、テレビ報道やネット上では、あまり見かけなかった。今年1月、その爆破事件が起きた翌年の1975年に連続企業爆破事件の容疑者と…

カテゴリー: 芸能 | タグ: , , , , , |
芸能

江口のりこの表情が歪む「恐ろしい作品」を見た/大高宏雄の「映画一直線」

今年の映画界を俳優の活躍で見た場合、江口のりこの当たり年だと言われている。とにかく主役クラスも含めて、出演作品が多い。彼女の主演最新作「愛に乱暴」が公開されている。インパクトのあるタイトルである。原作は吉田修一。吉田の小説で映画化された作品…

カテゴリー: 芸能 | タグ: , , , |
芸能

【追悼】アラン・ドロンは日本の正月映画における「洋画の顔」だった/大高宏雄の「映画一直線」

フランスの映画俳優アラン・ドロンが亡くなった。8月18日、フランスのメディアが報じた。88歳だった。アラン・ドロン。このなんとも甘味でゴージャズな響きが、洋画=フランス映画の輝きと一致していた時代の「銀幕」の大スターである。特に1960年代…

カテゴリー: 芸能 | タグ: , , , , |
エンタメ

この夏「必ず見るべき激推し作品」BEST3/大高宏雄の「映画一直線」

夏興行も終盤に入った。この夏、映画を見ただろうか。映画館に行っただろうか。「あ、行ってないなあ」という人のほうが断然多いことだろう。昔の夏なら、映画館に「冷房完備」の看板がよく目についたものだ。映画館にはクーラーがあり、過ごしやすかった。そ…

カテゴリー: エンタメ | タグ: , , , , |
芸能

日活エリートになれなかった中尾彬の「稀有な俳優道」/大高宏雄の「映画一直線」

中尾彬さんが、5月16日に亡くなった。享年81。報道の大きさに驚いた。スポーツ紙だけを見ても、日刊、スポニチ、報知の3紙が一面トップ。スポニチと報知に至っては、芸能面で2ページにわたった。嬉しい報道ぶりだった。これは中尾さんの人生の逆転劇で…

カテゴリー: 芸能 | タグ: , , , |
エンタメ

「昔のヒット作」新シリーズが日本ではもうウケなくなったワケ/大高宏雄の「映画一直線」

米映画のシリーズものの新作が、やけに多い。昨年末からでも「エクソシスト信じる者」「ゴーストバスターズ/フローズン・サマー」「オーメン:ザ・ファースト」と続いた。そして「猿の惑星/キングダム」が公開され、5月31日から「マッドマックス:フュリ…

カテゴリー: エンタメ | タグ: , , |
エンタメ

「オッペンハイマー」には辛辣なアメリカ批判が潜んでいた/大高宏雄の「映画一直線」

「原爆の父」を描き、今年前半の映画界の話題をさらった米映画「オッペンハイマー」。数々の報道はひと段落したとみていい。興行的には公開10日間で、興収11億円を記録した。アカデミー賞作品賞受賞、題材のインパクトの大きさ、米国での大ヒットなどを考…

カテゴリー: エンタメ | タグ: , , , |
芸能

河合塾も登場「80年代の若松孝二監督」が躍動する映画館運営の表と裏/大高宏雄の「映画一直線」

若松孝二監督と、彼を取り巻く若者たちを中心に描いた「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」が公開されている。2018年に公開された「止められるか、俺たちを」に続く作品だ。ちょっと説明しておけば、若松監督はピンク映画で名を馳せた。1960年…

カテゴリー: 芸能 | タグ: , , , , |
芸能

「ゴジラ-1.0」歓喜の裏で…日本アカデミー賞のプレゼンターに大物俳優を!/大高宏雄の「映画一直線」

報道の大きさは、やはり圧倒的だった。アカデミー賞で、2本の日本映画が受賞した。「君たちはどう生きるか」が長編アニメーション賞、「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞である。日本人は、日本や日本人が海外で評価されることを非常に好む。どの国もそうだろう…

カテゴリー: 芸能 | タグ: , , , , , |
芸能

これは傑作だ!障害を抱えるSixTONES松村北斗と上白石萌音の「高度なサスペンス」/大高宏雄の「映画一直線」

SixTONESの松村北斗と上白石萌音が主演する「夜明けのすべて」がヒットしている。2人の主演者はじめ、何人もの俳優たちが作品を支えているが、ここでは2人について語る(少し話の内実に踏み込むので、ご容赦を)。パニック障害を持つ孝俊(松村)と…

カテゴリー: 芸能 | タグ: , , , , |
芸能

松本人志騒動のさなか…「映画の神」が降臨した「超気になる俳優」の破天荒なネタ作り/大高宏雄の「映画一直線」

松本人志の性加害報道をめぐる動きが、大きく波紋を広げている。そのさなかに、笑いの世界を描く作品を見る。岡山天音が笑いの道を目指して突っ走る主人公・ツチヤを演じた「笑いのカイブツ」である。岡山は気になる俳優だった。最近では「キングダム運命の炎…

カテゴリー: 芸能 | タグ: , , , , |