98年のドラフト1位で阪神タイガースに入団。「火の玉ストレート」を武器に、NPB通算243セーブを挙げ、最多セーブ投手、最優秀中継ぎ投手を各2回獲得した藤川球児氏。
実は巨人からもドラフト指名の打診があったのだと、8月13日、自身のYouTubeチャンネル〈藤川球児の真向勝負〉で明かした。
ドラフト前に「藤川球児、阪神が1位指名」という記事がスポーツ紙に出ると、すぐさま巨人から連絡があったそうだ。
この年の巨人は、1位で上原浩治、2位で二岡智宏を獲得。よって上位指名はできないが、「阪神を上回る金額を提示するので、断ってほしい」との打診が。
しかし、これに「待った」をかけたのが、高校時代の野球部監督である父親だった。大の阪神ファンでもあり、「阪神のドラフト1位を断るなんて!阪神に行かないと、お前が後の人生で相当に傷つくことになる」と阪神行きを強く促したというのだ。
「今になれば、(阪神に)行っといてよかった。だって、阪神ファンって怖いじゃないですか」
仮に巨人入りしていたら、先発・上原の後を受けてリリーフを…という場面もあったのだろうか。
(所ひで/ユーチューブライター)