号泣県議、セクハラヤジ都議、淫行市議‥‥次々と発覚するハレンチ地方議員に、新たな「メンバー」が加わった。女子中学生と「不適切な交流」をしたあげく、恫喝。大人げない30男の素性を調査すると、続々と「余罪」が発覚したのである。
「イジメの実態を把握するためだったが、保護者の同意を得ることなく中学生とLINEをやったことは大いに反省すべきことだと思います」
8月14日、大阪府庁で釈明会見を開いたのは、山本景大阪府議(34)である。まずは社会部デスクが、山本氏の「罪状」を説明する。
「昨年10月、山本氏は、地元の交野市の祭りで知り合った女子中学生に名刺を配布し、複数がメールなどで交流できるスマートフォンの無料通信アプリ「LINE」上に15人のグループを作成。ところが山本氏は、グループの女子に誘われた男子生徒がLINE上で「死ね」「キモい」などの暴言を吐くと、即、退会させた。その後、山本府議の事務所で『お茶会』を開こうとしたが、女生徒が反応を示さなかったところ、『おいおい、全員無視?』『校長に連絡する』『徹底的にやる』と逆ギレ恫喝したことが表ざたとなりました」
産経新聞が「女子中学生に不適切なメールを送った維新府議」との記事を掲載した8月8日の午後、山本府議は即座に会見を開き、「言うべきことを言ったまで」と強気で反論したが、直後に橋下徹大阪市長が「子供と直接LINEなんかしない。普通は父兄でしょ。厳正に処分する」と発言すると一転、「大人げなかった」と2度目の謝罪会見をするも、所属する大阪維新の会の府議団からの除団という厳しい処分が決定。その後、山本氏は3度目の会見に臨む。
「頭を丸刈りにして反省の言葉こそ口にしましたが、重すぎる処分、橋下氏への反論、テレビ番組で『キモい』と言われたことへの不服ばかりでした。しかし、記者からは、女子小中高生との不自然な交流に関して集中的に追及されています」(前出・社会部記者)
というのも、このLINE騒動以外にも、山本氏には「不審な行動」が多々見受けられたからだった。
例えば、下校途中の女子生徒に「たこ焼きおごってやる」と声をかけて事務所に招き入れたとされるなどの「ナンパ行為」。
12年2月には、下校中の小学生女児とのやり取りを、わざわざブログにアップしている。
〈小学生A「山本けいって31歳でしょ」
山本「そう」
小学生B「すきな女性のタイプは?」
山本「難しいな‥‥かわいい子かな」
小学生B「私ってかわいい?」
山本「‥‥うん」
小学生A、B、C、D、E、F、G「キャー」〉
府議会関係者がタメ息を漏らす。
「およそ政治家とは思えない幼稚な会話をわざわざ書き連ねたうえ、ブログの最後には〈私は、小中高生、特に小中高生の女の子になぜか人気があります〉と自慢げに語っている。今年6月には、路上に止めていた自分の自転車にまたがる女児の姿を携帯で撮影し、〈小学生の女の子が私の自転車に乗っていました。私の自転車に乗ってどうするんでしょう〉と、うれしそうに掲載しています」
これらのブログはなぜか騒動発覚後に削除された。府議会関係者が続ける。
「あの年代の女子生徒に名刺を配ること自体が異常でしょう。『教育改革に興味があったので、子供の意見を聞くのは当たり前だ』という言い分ですが、フラチな魂胆がないかと追及されてもしかたないのではないか。そもそもLINEで暴言を吐かれた程度で異常に反応しているところに幼児性を感じます。本人は慌てて『大人の女性と交際したことがある。実は事実婚している』と、ロリコン説を否定していますが」
在阪ジャーナリストの吉富有治氏が喝破する。
「保護者をすっとばして中学生とLINEでくっつくというのは、30過ぎたいい大人のやることではない。ロリコンという嫌疑を受けるのもしかたない。ここは真摯に反省すべきです」
一連の行動を日本中の大人たちが「超キモい」と感じたのではないか。