3月15日、サッカー日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が3月下旬から行われるベルキー遠征に望むメンバー26人を発表した。
約半年ぶりに本田圭佑(CFパチューカ)が復帰したほか、クラブで活躍を続ける中島翔哉(ポルティモネンセSC)が初招集されるなど驚きも。また、好調を維持している乾貴士(エイバル)や、岡崎慎司(レスター・シティFC)がメンバーから漏れるというサプライズもあった。
「ロシアW杯を間近に控えた今回のメンバー発表で、乾や岡崎の落選よりもすごいサプライズがありました。浦和レッズの宇賀神友弥が選ばれたことです」(サッカーライター)
宇賀神は現在29歳。2017年5月に初めて日本代表に選ばれたものの、代表キャップ(代表試合に出場した回数)はゼロ。所属する浦和レッズは発表の時点で2分1敗の13位とリーグ下位に沈んでいる。
驚きの選出にSNSでは「そもそも宇賀神て誰?」「宇賀神てどう読むの? すごい名字だ」と大盛り上がり。本来、彼の味方であるはずの浦和サポーターも一緒になって「浦和のサポーターだけど何で宇賀神なの?って思う」と祭り状態になっているのだ。日本代表のメンバー発表は毎度大騒ぎになるが、いつも以上の盛り上がりだ。
「宇賀神は下の世代で代表に選ばれたことがなく、遅咲きの選手で地味ですが実力はある。浦和のジュニアユース、ユース出身ですが、トップ昇格は果たせず、流通経済大学に進学し、後に浦和と契約を結んでいます。逆境から這い上がってきた苦労人ですから、今回のチャンスをつかむこともあります。期待したいですね」(前出・サッカーライター)
宇賀神友弥は「うがじん ともや」と読む。ロシアW敗後には、世界中にその名が知られているかもしれない。