法律違反の薬物事件で起訴されていた元タレントの清水良太郎被告に対し、東京地裁は12月22日、懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。執行猶予の判決を受けた際にはどういう扱いを受けるのか、週刊誌記者が解説する。
「良太郎は東京拘置所に勾留されており、裁判当日は逃走できないように腰ひもをつながれた状態で裁判所まで移送されたはず。ここで執行猶予の判決が出るとその場で拘束を解かれ、自由の身になります。拘置所には私物が残されているので、自分で拘置所まで取りに行く必要があるのです。とはいえ電車賃すら持っていないので、家族や後援者による支援が必要になりますね」
ここで注目されるのが、ものまねタレントの実父・清水アキラの出方だ。何しろアキラは良太郎被告の保釈申請が認められた際に、反省を促すために保釈は認めないことを公言。拘置所を反省の場として使うような態度には多くの批判が寄せられていた。が、その息子が自由の身になった今、どうやって良太郎被告に反省をさせ続けさせるのだろうか。
「良太郎は逮捕後に所属事務所の清水エイジェンシーから解雇されましたが、同事務所はアキラが設立し、次男が社長を務める家族経営。彼らには家族として三男の良太郎を後見していく道義的な義務があります。良太郎の身元引受人は次男ですが、所属事務所は実質的にアキラの個人会社みたいなものですから、やはりアキラが表に立って良太郎の更生に責任を持つべきでしょう。それこそ自分の運転手をさせるなど、目の届く範囲において生活と行動をしっかりと管理することが、親の務めではないでしょうか」(前出・週刊誌記者)
そのアキラは勾留中の良太郎被告と面会した際に、「薬を断たせるために何年かかるかわからない。オレはお前と一緒に生きると伝えた」と語っていた。その言葉通りであれば、今後、は常にアキラのごく近くで、良太郎被告の姿を見ることになるのかもしれない。
(金田麻有)