男は、常に危険な誘惑と背中合わせだ。ほんの少しの気の緩みと、それでも引き返せない下半身の暴走により、無間の地獄が待ち受けていた──。
17年6月8日に「フライデー」が報じたのは、売れっ子俳優・小出恵介(34)の「17歳の女子高生と飲酒及び不適切な関係」だった。これにより小出が出演予定の映画・ドラマは全て白紙となり、その損失額は10億円近いとも言われた。
小出が所属事務所から「無期限活動休止」を言い渡されて間もなく1年。会社に与えた莫大な損失を取り戻すことなく、6月4日に双方合意の下で専属契約を終了したことを発表した。
「ミニにタコができる、という映像を撮りたかった」
そんな迷言を口にしたのは、00年の田代まさし(61)。駅構内で女性の下着を盗撮しようとしているところを通報され、事件を知ったレポーター陣に苦しまぎれの弁明をしている。だが、田代の転落はここからさらに加速し、覚醒剤やコカイン使用、盗撮にバタフライナイフ所持と、実に4度の逮捕に2度の懲役を数えている。クスリとともにセックスに溺れたのもまた、必然の流れと言えた。
「俺は、さんまさんのように生きたい」
そう宣言したのは元横綱・花田虎上(47)だ。07年に美恵子夫人と離婚する際に、堂々とそう言い放ったのだ。花田の真意は、堂々と女遊びをするために自由奔放に生きたいとのこと。
ただし、引き合いに出された明石家さんまは不倫に走ったことはなく、花田に対しての辛辣な声も飛び交った。
フォーク界に飛び出したスーパースター・吉田拓郎(72)に、突然の悪夢が襲ったのは73年5月のこと。拓郎の自宅に石川県金沢中署の3人の刑事がやって来て、婦女暴行致傷の容疑で拓郎を逮捕。
4月23日にコンサートで金沢を訪れた拓郎は、打ち上げで知り合った地元の女子大生・A子と意気投合。ところがA子は、拓郎の部屋で20分にわたって暴行を受けたと訴えたのだ。
勾留された拓郎であったが、やがて、婚約者もいたA子の狂言だったことが明らかになる。結局は「不起訴処分」となったが、レコードの発売延期やコンサートの中止など、冤罪と呼ぶにはあまりに痛手は大きかった。
芸能人の犯罪史上、類を見ない悪質な犯行が「ヒステリック・ブルー」のギタリスト・赤松直樹(39)だ。99年には紅白歌合戦にも出場した人気バンドだったが、事態は一変。
03年11月から04年2月にかけ、赤松は夫人が妊娠中であることの不満から、路上で9人の女性(うち1人は女装したニューハーフ)を連続で強姦・強制わいせつ行為に及んだのである。逮捕された赤松は懲役14年の判決を受けた。その後、控訴審で懲役12年に減刑されたため、今年8月が出所予定となっている。多くの被害者には、いまいましい日となるのだろうか‥‥。
16年2月、20年来の不倫関係を明かされたのは、桂文枝(74)である。豊満な演歌歌手・紫艶(40)が長年の愛人関係を暴露。紫艶の足首には「34」と彫られたタトゥーがあり、関係の深さを物語っていた。
その後も文枝は、別の愛人の存在も明らかになり、悲願だった「人間国宝」の座は遠ざかるばかり。一方、紫艶はアダルトDVDに出演するなど、グラマラスなボディとともに、たくましいメンタルを見せつけている。
最後は清水アキラの長男、清水良太郎(29)である。17年10月11日、池袋のホテルでガラスパイプを使って覚醒剤を吸引した。これが発覚したのは、清水に呼び出された風俗嬢が「口移しで覚醒剤を飲まされそうになった」ことで通報。
逮捕されてなお、ふてぶてしい態度の良太郎に対し、会見で怒りの涙を見せたアキラに同情が集まったものだった‥‥。