いよいよ初戦を迎えるW杯日本代表。開幕直前での監督交代劇のゴタゴタに続き、今度は衰え著しいロートルに対し、若手を中心に反旗を翻す異常事態が起きていたのだ。
本田圭佑(32)を巡る代表チームの不協和音が発覚したのは、6月8日のスイスとの強化試合のことだった。現地入りしているテレビ局中継スタッフが語る。
「ワントップで先発し、前半40分で負傷交代したFW大迫勇也が、心配された腰の状態よりも、試合内容に対してグチったんです。攻撃面では『もっとセンタリングがほしい』と話し、最前線から守備に追われる時間が長かったことを聞かれると、『相手に走らされて厳しかった。あのやり方だと、誰でも30分で死ぬ』とまで言い切っていた」
翌9日のスポーツ紙では「戦術批判」とも書かれたものだが、ホコ先は決して「西野監督批判」ではなかった。この発言は、実は本田圭佑に向けられた異例の発言だったのだ。
本田といえば、2010年、14年のW杯でも中心的な役割を担った精神的なリーダともいえる存在。その本田に噛み付いた真意とは何か。そして一次リーグでも「3強1弱」とヤユされるサムライブルーに起きたクーデターの全容に、6月19日発売のアサヒ芸能6月28日号が詳細レポートで迫っている。