7月24日、劇場アニメ「この世界の片隅に」の製作委員会が、同名のTBSドラマに対し、「ドラマの内容・表現等につき、映画に関する設定の提供を含め、一切関知しておりません」と異例の声明を発表し、物議を醸している。
「ドラマでは、劇場アニメと類似した演出方法を多数行っており、エンドロールにも、製作委員会をスペシャルサンクスと表記していました。しかし今回、無許可だったことが発覚し批判が殺到しています。また視聴率もTBSの日曜9時台にしては、ギリギリ2ケタと伸び悩み気味。一部ドラマファンからは『日9では朝ドラみたいな作品より、池井戸潤原作の男臭いドラマが見たい!』との声もあがっています」(テレビ誌記者)
池井戸作品といえば、かつて堺雅人主演の「半沢直樹」(TBS系)が、視聴率40%を超える大ヒットを記録。今でも多くのファンが続編を希望しているが、主演を務めた堺のスケジュールの都合や、「役のイメージがつくのが好ましくない」との理由で、首を縦に振らなかったと一部で放送されてきた。
しかし7月26日発売の「週刊新潮」によると、もっと大きな問題が続編制作を阻んでいるというのだ。
「新潮の取材によると、続編は決まりかけていたにもかかわらず、土壇場でひっくり返ったようです。なんでも他局でタモリが出演している時間帯に、TBSが力を入れた企画を放送したことで、タモリや堺の事務所社長であり、芸能界のドンと呼ばれる田邊昭知氏の機嫌を損ねてしまったとのこと。彼は、先日話題となったタモリの不貞報道や、有吉弘行と夏目三久アナの熱愛も握りつぶしてきているそうで、業界では誰も逆らえないようです」(芸能記者)
「半沢直樹」は、池井戸ドラマの中でも特に人気が高い作品なだけに、何とか両者に和解してほしいものだが…。