8月25~26日に放送される「24時間テレビ」(日本テレビ系)にてチャリティランナーに挑戦するANZEN漫才のみやぞんが、実現不可能な課題を与えられた? 15日放送の同局の「ヒルナンデス!」にて、みやぞんが挑むトライアスロンの距離構成が明かされたもの。その距離はスイムが1.55キロ、バイクが60キロ、そしてランが100キロの合計161.55キロとなった。
その数字に対し、みずからもトライアスロン歴を持つホリエモンこと堀江貴文氏は15日、「意外と短い。これ普通に12時間もかからんぞ」とツイート。これには異論も相次いでいるようだ。それでは結局のところ、みやぞんのトライアスロンは完走可能なのだろうか。スポーツライターが指摘する。
「まずホリエモンの指摘についてですが、さすがに12時間切りは無理ではないでしょうか。スイムとバイクで3時間は必要ですから、ランに使える時間は9時間ほど。しかし、昨年6月に実施された『サロマ湖100kmウルトラマラソン』の所要タイムを見ると、9時間切り(サブ9)を達成できた人は全体の6.6%に過ぎません。同大会では陸連登録男子の部で平均タイムが10時間41分29秒ですから、100キロランがいかに過酷なのかがわかります。いくら、みやぞんに高校野球の経験があるとはいえ、今や33歳でさほど若くありませんし、今回のトライアスロンで12時間切りは決して『普通』には達成できないでしょう」
いずれにせよ、今回のチャリティマラソンは「24時間テレビ」の放送前にスタートすることから、実際に使える時間は24時間以上もある。スイムとバイクを早めに終わらせれば、あとは20時間以上をかけて100キロを走破するだけ。それならさすがに完走することも可能ではないだろうか。
「今回はトライアスロンなのに、ランが一番長いという特殊な構成になっているのが特徴。そこには時間調整の容易なランを長くすることで、クライマックスに近い時間帯にゴールさせたいという制作側の意図が透けて見えます。ここで想定される問題点は2つ。ひとつはバイクでの落車で、骨折でもしたらその時点でアウトです。そしてもう一つはヒザの痛み。みやぞんは公開練習の時点でヒザの外側に鋭い痛みを訴えており、『腸脛靱帯炎』の恐れもあります。もしそうであれば途中でギブアップの可能性も否定できないでしょう。いずれにせよケガには気を付けてほしいものです」(前出・スポーツライター)
何はともあれ、バイクで落車したり、ランで派手に転ぶといった事故にだけは遭わないように祈りたいものだ。
(金田麻有)