お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が8月25日、相方の山本圭壱と共にラジオ番組「極楽とんぼ オレたちちょこっとやってまーす!」(MBS)に出演し、アイドルの整形に関する“裏事情”を明かしている。
番組では、吉本興業と総合プロデューサーの秋元康氏が共同で発起した新ユニット「吉本坂46」に合格した山本の今後の“売り出し方”についての議論が交わされ、加藤は最低限の容姿のレベルを保つべく、「プチ整形」を施すべきだと提案し、「まだ世に出ていないんだから今しかできないよ。いったん世に出ちゃったらもうできない。すぐネットで(整形したって)言われるよ」と主張。コンビ結成から約30年が経過するベテランだが、2006年に山本が未成年女性とのわいせつ騒動で長く休止していたことも踏まえ、第2のブレイクを前に“顔をいじるべき”と説明している。
また、加藤は美容整形に関する内通者から得た裏情報として、「アイドルは売り出す前に(整形を)やる。顔が変わった状態でアイドルとしてデビューするんだって。世に出てから顔面をいじってしまうと(バレてしまうから)」と明かし、アイドル界の整形事情を暴露した。
「容姿やルックスのクオリティーを武器に勝負させるビジネスである以上、“アイドルと整形”というテーマは切っても切れないものであり、人気アイドルの誰しもが一度は“整形疑惑”なる憶測と戦うことになります。加藤の指摘する通り、アイドルとして売り出す前に整形をするというのは合理的な戦略と言えるかも知れません」(エンタメ誌ライター)
しかし、いまだに世間には“美容整形”に対するネガティブなイメージが根強い。
「長年にわたって芸能プロダクションを苦しめてきたのは卒業アルバムの存在です。学生時代の同級生や関係者などから漏洩する卒業アルバムには“売れる前”のアイドルの素の顔が写されているため、中には、デビュー後の整形済みの顔と比較されると別人状態というケースもあるんです。もちろん売れた後に整形をするよりはバレる確率は下がりますが、卒業アルバム漏洩という可能性がある以上、ビフォアーアフターの比較は完全に避けることはできないでしょう」(前出・エンタメ誌ライター)
整形したことが後々に明るみとなり、嘲笑や非難を一斉に浴びるくらいであれば、いっそのこと「顔をいじったアイドル」だと事前に公言してデビューさせたほうが、より型破りな存在感を演出できる可能性もあるが、さすがにそこまでのツワモノはなかなか現れない。
(木村慎吾)