芸能界といえば、生存競争の苛烈さから芸能人には気の強さも不可欠。そんな背景からか元ヤンキーの芸能人は昔から多い。アイドル評論家の堀越日出夫氏に「3大元ヤンアイドル」を暴露してもらおう。
「個人的に好きなのは、岩佐真悠子(25)。中学生時代には教室の中に段ボールでバリケードを作り、『入ってくるな!』と教師に言い放ったり、かなりの問題児だったようです」
そんな岩佐に負けず劣らずの元ヤン美女が、木下優樹菜(25)。
「中学時代に上級生に近所の通称“タイマン公園”に集められ、番長を決めるためのトーナメント戦に参加。決勝に残り副番長になった。ケンカをさせたら、経験値と度胸がモノを言うはず」
最近はしっとりした大人の女の色気を放っている人気女優もランクイン。
「『なっちゃん』のCMで人気を集めた田中麗奈(32)です。地元の取材で高校時代の後輩から聞いたんですが、見張りをさせられた時、伝えるのが少し遅れただけでボコボコにされたって。夜中に繁華街をうろついたり、店先でたむろしたり、当時は相当ヤンチャだったとか」
地元で“なっちゃん”なんて気安く呼んだら、とんでもない目にあう!?
気の強さ同様、芸能界ではハングリー精神も必要だ。デビュー前の苦労をバネに花開くケースも多い。そんな「3大貧乏アイドル」を堀越氏が解説する。
「すぐに思い浮かぶのは藤本美貴(27)。実家は北海道の郊外にある古い集合住宅。結婚の挨拶に行った旦那も驚いたことでしょう」
彼女は小学校の卒業文集に「安室奈美恵への憧れ」をつづっていたというが、「モー娘時代から一緒に上京したお母さんと同居。家族を背負い芸能界に“就職”し、夢と一獲千金をつかんだ孝行娘です」
宮沢りえ(39)らを輩出した“リハウスガール”8代目としてデビューした池脇千鶴(31)も、なかなかの苦労人のようで‥‥。
「10年以上前に出した自伝本で幼い頃の写真が公開されていますが、背景に古いタイプの集合住宅が写っていた。調べてみると、それが実家で、衝撃的でした」
デビュー後、池脇は映画「大阪物語」で沢田研二と田中裕子演じる夫婦漫才師の娘役を熱演。多くの映画賞で新人賞を獲得するが、「役の中でも同じタイプの住宅に住んでいた。実家を“リハウス”したくて芸能界に入ったとしか考えられませんでした(笑)」
今をときめくAKB48の秋元才加(24)にもこんな時代があった。
「本人がインタビューなどで明かしていますが、お父さんがあまり働かない人のようで。家の電気を止められたりして、彼女が学生時代からバイトに励み、家計を助けていたそうです。
『紅白』に初出場した07年大みそかに、大量に余った弁当を段ボールごと家に持ち帰り、冷凍保存して、2週間かけて家族で食べたなんて話もネタにしています」
後輩の面倒見のよさで知られる秋元だが、ずいぶん前から家族の世話も焼いていたようだ