昨年の優勝はいったい何だったのか。12月10日放送の「女芸人No.1決定戦 THE W」(日本テレビ系)にて第一試合で惨敗したゆりやんレトリィバァに、厳しい声が送られているようだ。
そのゆりやんは12月17日、吉本興業と三重県鈴鹿市、三十三フィナンシャルグループの三者による包括提携協定の調印式に出席。地元名物の鈴鹿墨を使った書をレイザーラモンRGとともに披露した。ここでRGは平成あるあるとして「うすくしがち」と大書し、さらに「太くなってるものもある。今回の絆です!」と調印式を大いに盛り上げていたが、その一方でゆりやんがしたためた書について、芸能記者が呆れ顔で語る。
「今年を表す漢字としてゆりやんが書いたのは漢数字の“一”。『今年は1月から始まったから』と小学生でも笑えない低レベルのギャグを繰り出したうえで、“一”を選んだ理由として『THE W』でトップバッターを引いて一番に帰った(敗退した)と自分を例にしていました。さらに片思い相手の芸人について触れ、『一生一緒にいたい霜降り明星せいやさんが「M-1グランプリ2018」で1位を獲りました』と続けたのです。このように自分が主人公のギャグしか繰り出せないゆりやんに会場は白けまくってしまい、『THE W』と負けず劣らずのスベリっぷりを露呈していました」
調印式の相手を気遣うRGに比べると、芸人としてだけではなく大人としてすでに負けていたゆりやん。そんなゆりやんには「マイペース」との評価もあるものの、その言葉には決して肯定的な意味はなさそうだ。何しろ吉本の大先輩でさえ苦言を呈していたというのである。
「アマゾンプライムの人気お笑い番組『ドキュメンタル』では、11月に配信されたシーズン6にゆりやんが初参戦。ここでオーガナイザーのダウンタウン・松本人志がゆりやんを『自分のことしか考えていない』と紹介したのです。同番組でもゆりやんは自分の持ちネタをゴリゴリと出しまくり、視聴者からは『いい加減にしろ!』との批判が飛ぶ始末。以前ならイキのいい若手による向こう見ずなギャグ連発を評価する声もありましたが、今や知名度だけは全国区になったゆりやんに、前座芸人みたいな芸を続けられても見苦しいだけです。いまだに『THE W 初代女王』の自覚を持てないゆりやんには、もはや哀れみの視線すら送られていることでしょう」(前出・芸能記者)
関西大学卒のインテリでもあるゆりやんだが、その頭脳はまだ自分自身の分析には使われていないようだ。
(金田麻有)