12月11日に開催された「女芸人No.1決定戦 THE W」(日本テレビ系)にて、芸歴4年のピン芸人・ゆりやんレトリィバァが優勝を果たした。5組で争った最終決戦では過半数の201票を獲得する圧勝だったが、この結果に視聴者からは不満の声が続出しているという。
「この優勝に対しては『出来レースだ!』との批判が殺到。何しろ“出来レース”が検索された回数が、“ゆりやんレトリィバァ”の3割にも及んでいたほどで、ネット上に“出来レース”の文字が躍っていたのです。他にも『ゆりやんのどこが面白いのか教えてほしい』とか『つまらなすぎて放送事故レベル』といった疑問の声も次々と寄せられる始末。それに番組の演出からして最初からゆりやんを勝たせるつもりだったのではとも指摘されています」(お笑い系ライター)
今回は全10組が出場する中、ゆりやんだけは番組側が大掛かりなセットを用意。漫才とコントの差はあれど、優遇されている感はぬぐえなかったようだ。またネタ披露の際にはコメディ番組さながらのカン高い笑い声がかぶせられていたが、ゆりやんの時は特にボリュームが大きく、笑いのポイントとは思えない箇所でも「キャハハー!」との声が入っていたのである。
「極めつきは芸人紹介のVTRです。ゆりやんの時は吉本の先輩であるレイザーラモンRGが『ゆりやんがバケモノであることは事実。トークでも笑い取るし、ゼロからイチを生み出すこともできる。毎日燃えたぎっているマグマのような子』と、聞くほうが恥ずかしくなるほどベタ褒め。ナレーションでも『これまでビッグタイトルには縁がなかった』と、さも今回が大チャンスだとアオる始末です。そして本人は『ネタやって1位取る女芸人にならな意味ないやん』と語っていましたが、その言葉に多くの視聴者が『そもそも大したネタないでしょ?』とアキレていたでしょうね」(前出・お笑い系ライター)
一つ目のネタでは最後に「なんじゃこりゃ」とオチを付けていたゆりやん。しかし今回の結果には視聴者のほうこそ「なんじゃこりゃ」とズッコけていたようだ。
(金田麻有)