菅田将暉主演のドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)が早くも佳境を迎えている。1月27日放送の第4話では、死んだと思われていた生徒6人が実は生きていたことをクラス全員が知ることに。次週予告では「第一部クライマックス」「ついに明かされる驚愕の真相」といった煽り文句が躍り、次回第5話で“大きな転換”があることを予感させた。
視聴者からも「次週が待ちきれない!」「今田美桜は黒幕の彼女だったのか!?」といった感想が続出する中、一部からは物語の展開に対する「不満」も生まれてきているようだ。だが、その不満こそが、制作側の狙いだというのである。テレビ誌のライターが指摘する。
「舞台となる3年A組に30人の生徒がいる中で、本作では放送回ごとに誰かがスポットライトを浴びる形になっているんです。学園ものドラマでは主要な生徒とその他大勢という関係になりがちで、確かに、この『3年A組』でもヒロインの永野芽郁や読モ役の今田美桜、ダンス部の川栄李奈やヤンキーキャラの片寄涼太(GENERATIONS)らが目立つ活躍を見せてはいます。ところが、他のキャストも決してセリフなしで埋没するわけでなく、週替わりで中心的な役が回ってくるシステムなんです。だからその順番がまだ来ていない生徒のファンは、まだかまだかとヤキモキしているわけですね」
第1話では菅田に刺殺される中尾蓮(三船海斗)やその彼女である水越涼音(福原遥)。第3話では水泳部の熊沢花恋(堀田真由)と真壁翔(神尾楓珠)。そして今回の第4話では大食漢の魚住華(富田望生)やバレー部の河合未来(搗宮姫奈)、喧嘩っ早い石倉光多(佐久本宝)らが目立った活躍を見せていた。その一方で、まだほとんど存在感を示していないキャストにはどんな面々が残っているのだろうか。
「辻本佑香役の大原優乃はその筆頭でしょう。元・Dream5という経歴に加え、そのバストを活かしたグラビアで人気を博す彼女が、本作ではまだほとんどセリフもない状況です。ただ、同じく元・Dream5で小宮山愛華役の日比美思は気の強さを押し出した役柄で目立っていますし、そのうち大原と日比のコンビで活躍する回もありそうです。他にも女子では花岡沙良役の横田真悠と結城美咲役の箭内夢菜はいずれもセブンティーンモデルとして女子人気が高く、2人の活躍を待ち望んでいる女性視聴者も多いはず。そして男子では須永賢役の古川毅(SUPER★DRAGON)がまだこれといった出番がないことから、後半のキーマンになる可能性を秘めています」(前出・テレビ誌ライター)
大原が制服の下に隠した魅惑のボディをチラっと見せしてくれたり、古川が格好よくキメてくれるシーンは現れるのか。そんな期待もこめながら、次回を楽しみにするのもよさそうだ。
(金田麻有)