「勝手ではありますが、一度何事にも縛られず、自由な生活がしてみたい、そう伝えました」
2020年12月31日をもっての活動休止が発表された嵐。リーダー・大野智の意思を尊重されての結論であったことが、1月27日の会見で明らかになったが、その中で注目されたのが、冒頭の「自由」発言だ。
「嵐というグループに不自由さを感じていた、ということですから、ファンにとってはショックだったのでは。しかし、会見の中でも指摘があったように、そもそも大野は番組の企画で趣味のアートや釣りなどにチャレンジする機会が、他のメンバーの誰よりも多く見えた。それでも欲しい“自由”とは何を意味するのか、会見で追及しても『何も決まっていない』とはぐらかし、他のメンバーからも、それ以上は聞いてくれるなという雰囲気を感じました」(芸能記者)
ただ、活動休止まで2年という長さは異例のことだ。
「次にやりたいことがハッキリしていれば、音楽留学を決断した渋谷すばるのように、すぐに辞めていくはず。急がなければならない理由も具体的な目的もなく、単に芸能人であることに疲れた、価値が見出せなくなってきたというだけの可能性もありそうです」(前出・芸能記者)
とはいえ、20年には40歳を迎えるという現実は、一人の男として目を背けられないことだったのかもしれない。
「SMAP以降、ジャニーズでは当たり前になっていましたが、40代になってまで“アイドル”というのは本来、不自然なことだし、仕事とはいえ人生としてあまりに空虚。恵まれた環境の中でそれに気づいたほうがよほどまともで、むしろ相葉雅紀の『ひっくり返りましたね。まさか…』という反応の方が心配になりますね」(芸能ジャーナリスト)
とはいえ、大野がどこまで「自由」について考えているのかも心配になるが。
(露口正義)