昨年末にSMAPが解散したことで、いまや事務所の期待を一身に背負っている嵐。今後も事務所からの強力なプッシュは続き、なかでもNHK紅白歌合戦の司会は昨年の相葉雅紀を皮切りに、メンバーが順番に務めていくことが確実視されている。今年の司会はリーダーの大野智との噂も根強いようだ。
その大野は俳優としても活躍しており、7月には主演映画「忍びの国」が公開予定。08年には東京・表参道ヒルズで個展「FREESTYLE」を開くなど、アーティストの一面も知られている。そんな多彩な大野だが、紅白の司会者に限れば不向きとの声があがっているというのだ。
「確かに大野クンは多才だけど、司会業のイメージが薄いのも事実。基本的に口下手だし、場回しも上手いとはいえない。紅白は生放送なので時間管理に厳しく、司会者には臨機応変な対応が必須。局内では大野クンで大丈夫かという声も多いようだ」(NHK関係者)
そもそも昨年の紅白で相葉雅紀の司会者ぶりが最悪だったという悪しき前例もある。プロの芸能人とは思えないほどコメントを噛み倒し、視聴者から放送事故と笑われたほど。女性司会者の有村架純との相性も良くなく、チグハグさも目立っていた。その相葉は放送後に「ポンコツ司会者でした」と自身の実力不足を認めていた有様なのである。
「相葉に続いて大野も失敗する可能性は高い。国民的注目を集める番組ならば、司会者は冷静な視点で厳選すべき。しかしジャニーズとズブズブのNHK上層部から異論が出ることはなく、大野の抜てきで話が進むことになるだろう」(週刊誌記者)
一番迷惑なのは、大晦日に大人の事情で下手くそな司会を見せられる視聴者であることは間違いない。
(浦山信一)