芸能

板東英二「紳助の金庫番」裏所業(4)「野球界にも広がる板東人脈」

 紳助ばかりか、多くの芸能人に株投資の指南をしていた板東。北野誠(54)は、板東から「誠、お前、今、株やらな、いつやるんや? やらんヤツはアホやで、ホンマ」と言われ、無理やり口座を開かされたことを自分の連載で明かしている。

 芸能界にも幅広い人脈を持つ板東だが、その出自である球界にも金でつながった人物がいる。みずからが「仙ちゃん」と慕う星野仙一氏(66)は、阪神のシニアディレクターをしていた時、マネジメントの一部を板東の事務所が請け負っていた。スポーツ紙野球担当記者が語る。

「中日で一緒にプレーしたこともあって親しくつきあい、一緒にディナーショーをやったこともあった。星野さんのテレビ出演料が阪神当時で一本300万円でしたから、稼がせてもらったんじゃないですかね」

 03年、星野氏が阪神監督をしていた時のスローガン「勝ちたいんやっ!」も、もとは板東の言葉だというのだ。

「お笑い芸人とゴルフをしていた時に、ラフに入ったボールをナイショで動かして打とうとしたことがあったそうです。その行為を発見され、追及された板東さんが、思わず叫んだ言葉がそれです。のちに星野さんがその話を板東さんから聞いて、スローガンにしました」(前出・野球担当記者)

 また、08年シーズンに向けてチーム編成をしていた原辰徳氏(54)が、板東に投手コーチを要請したこともあったという。

「当時、阪神のバッテリーコーチだった木戸克彦さん(52)と、原さん、板東さんが話をした際に、木戸さんが板東さんをコーチに推薦したんです。原さんは『8000万円しか出せない』と言いましたが、『1億以上じゃないと引き受けない』と固辞したそうです」(前出・野球担当記者)

 プロ野球選手が、タレントとして成功した板東に、テレビのギャラがいくらか聞いてくることも多いという。引退を考えていた元木大介(41)が相談を持ちかけると、そのタレント性に危機意識を持ったのか、板東はこう言って引き止めた。

「まだ、引退は早いぞ! こっち来んな!」

 しかし、こうした人脈が復帰につながるかというとそう甘くはないようだ。前出・高島弁護士はこう語る。

「重加算税などを支払ったことで法律上の責任はクリアしました。それで終わらせるのか、それとも何らかの形を取るのか、その線引きの問題だと考えます。開き直るか、反省する姿勢を見せるのか、この差で世間の感情は変わるわけです。日本人の慣習としては、社会的に問題を起こした時は説明し、謝罪をしないと世間的に納得してもらえないというところがあって、タレント有名人は世間を相手にする商売です。世間が納得する形で一定のケジメをつけないとならない、ということだと思います」

 板東が番組同様、過去を編集して「なかったこと」として復帰を狙っているのかは、ようとして知れない。

カテゴリー: 芸能   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」