ミュージシャンで俳優のピエール瀧こと瀧正則容疑者が、法律違反の薬物使用を使用した容疑で逮捕され、芸能界には動揺が広がっている。
特に頭を痛めているのは、NHK大河ドラマ「いだてん」のスタッフだという。同ドラマに出演しているビートたけしは、3月16日に放送された自身のレギュラー番組「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS系)で「徹夜、徹夜で編集し直しているみたい」と、スタッフが編集作業に追い込まれていることを明かした。
瀧容疑者は、主人公の金栗四三(中村勘九郎)にマラソン用の足袋を提供する播磨屋の主人という重要な役柄。それだけに、誰が代役をやるのかも注目された。
ドラマウオッチャーは「風貌が似ているのは、六平直政もしくはサンドウィッチマンの富澤たけし」だという。
「ごつい感じで、ぶっきら棒な職人という役柄にも、この2人なら合っていると思います。瀧容疑者を意識せずに選ぶなら、実在の播磨屋のご主人に似ている、でんでんと山西惇がいいのでは、とネット上では話題になっています」
3月19日になって代役は三宅弘城に決まったと報じられたが、いずれにせよ、これまでのシーンも撮り直しとなると、大変な作業になることは間違いない。
世間では“作品に罪はない”という声もあるが、法律違反の薬物の収益が反社会的集団の資金源になっていることを忘れてはならないだろう。