森の引退発表に対し、即座に反応したのが、同期の桜田淳子(60)だった。
「還暦を迎え、彼女なりのこれからの終活に向かうのだと思います。これからの人生も楽しんで輝いて!」
とスポーツ紙にコメントを寄せ、花の中三トリオの仲のよさをうかがわせた。
「92年に統一教会信者として合同結婚式に参加し、芸能界を去って以来、芸能活動はまったく白紙となっています。再び公の面前に姿を現したのは、13年にデビュー40周年を記念して行った一夜限りのスペシャルライブ。チケットはオークションで数十万円のプレミア値がつくほどフィーバーとなった。その後、昨年3月にも45周年を記念するイベントを行い、限定的ではありますが、活動を再開させています。いずれも、かつての所属事務所の関係者がイベントを取りしきり、本人の芸能界復帰を後押ししていますが、合同結婚式のイメージが強くて本格復帰できる状況ではありません」(芸能デスク)
中学2年で出場した「スタ誕」決勝では、最多の25社が獲得のためのプラカードを掲げるなど、絶対的なアイドル性で脚光を浴びた桜田。バッシングされてもなおコンサートを開催するなど、再び芸能表舞台のスポットライトを浴びることを願っているというのが本音のようだ。
「淳子さんの3人の子供は全員成人しただけに、芸能界に復帰したいという意欲を持っている。ボイストレーニングをみっちり行い、限定復活ライブでは、『私の青い鳥』『サンタモニカの風』などヒット曲を涙ながらに歌い上げ、往年のファンを歓喜させましたが、一方で信仰する統一教会に関してはひと言も語っていないことで、疑惑を深める結果となった。実際、いまだに教団には身を置いている状態のようです」(女性誌記者)
週刊アサヒ芸能では、この2つのイベントの間に、桜田が渋谷区の教会で信者を前にして、「サタンに屈服していく過程で奇跡が起こる」など、洗脳がいまだ解けないままに講演を行っていたことをスクープ。信者の前とはいえ、アイドル時代からは考えられない変貌ぶりに衝撃を受けたファンも少なくない。
「黙して語らないだけで、問題となる霊感商法に関しては『他の宗教と同じで、どこが悪い』と擁護している。確かに、芸能界への復帰を後押しする人がいるのは間違いないが、いまだに教会の“広告塔”として活動している以上、本格的に復帰することはかなり難しいでしょう」(女性誌記者)
3月28日の引退会見の席で、森は淳子ちゃんから『一緒に遊びに行こうね』というメールがあったことを明かしているが、2人のジョイントはあるのだろうか。
「引退後も2人は電話やメールなどで、ことあるごとにやりとりをしている。桜田の45周年ライブの会場には森から贈られた花輪が飾られていました。2人が一緒の舞台に立つとなれば、ワイドショーで話題を呼ぶのは間違いないところ。ですが、桜田が宗教スキャンダルを引きずったまま舞台に立てば、森の引退花道を汚すことにつながる。現実的には厳しいでしょう」(芸能デスク)
なかなか旧交復活もままならないようだ。