誰もが知っている大手デパートの中に、大人の夜の玩具、いわゆるラブグッズを扱う店舗が「常設」されたのは去る3月15日。ラブグッズ店といえば、昭和の頃に比べれば、まもなく終わろうとしている平成の時代になってからは、おしゃれなスタイルの店も増えたが、あくまで単独の店舗という印象の店がほとんどだった。
そんな中、ここに来て、阪急阪神百貨店が、東京・有楽町の「阪急メンズ東京」内に、TENGA初の直営店が常設店の形でオープンさせたのだ。「TENGA」のイラストやロゴの入ったTシャツやキャップなどのアパレルグッズ、ラブグッズの形をした電気スタンドなどの雑貨など46種類の商品が並んでいるという。
さっそく店舗を訪れてみると、まず、SNS映えしそうなインパクトある看板が目印になっていた。あたりでは、若いカップルや女性客も楽しそうに写真撮影をしたり、買い物をしているようだった。
オープンしてから、初の週末のこの日は、TENGA社長の松本光一さんも店頭で接客。実際に商品の使い方や、改良した経緯、おすすめ商品など親身になってくれていた。カップルで来店していた女性が、
「はずかしいな」
という言葉に対しても、「性は恥ずかしいことではないですよ。ぜひ、素敵な夜を過ごしてほしいです」
と、やさしく声をかけていたのが印象的だった。この勢いを見る限り、来たる令和の時代も同店では、新たな様々なラブグッズの発売が期待されそうだ。