その性格を知るファンとしてはとてつもないインパクトを受けたようだ。
乃木坂46の齋藤飛鳥が「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ系)の名物企画「ゴチになります」に出演したのは去る5月9日放送回。罰ゲームでまさかの仕打ちを受ける結果となった。今回、同コーナーに初登場となった齋藤は「ピタリ賞を狙います」と宣言していたが、結果としては第4位というまあまあな結果に。それでも、千鳥のノブとドラムセッションを披露したりとたくさんの見せ場を作ることに成功していた。
そして、ファンを最も驚かせた名場面はスペシャルメニューをかけたゲームで見られた大胆な動きだ。同ゲームは前の人よりもテンションを高くして艶っぽい決めゼリフを順番に言っていくというゲームだが、齋藤の前のチャレンジャーであるナインティナインの岡村隆史がやたらとハイテンションかつジェスチャー付きでその言葉を叫んだことに齋藤は困惑。
岡村を超えるハイテンションを見せなければならないとあって、齋藤は「え~どうしよう」と動揺していたが、最終的には脚をガニ股にして、豪快な、いわゆる「コマネチ!」の動作を見せながら、セリフを叫び、なんとかクリア。そして国民的アイドルのセンターが見せた豪快な「コマネチ」に共演者からは「大丈夫か~」「すごいぞ、この子」と驚きの声が上がっていた。
齋藤の渾身のコマネチには共演者だけではなく、ファンにも大きな衝撃を与えており、「飛鳥ちゃん、キャラじゃないのによく頑張った」「『できません』って言って、断ると思ってたからビックリした」「笑えたのもそうだけど、なんか泣けてきた」など、なぜか感動したという声も上がっていた。
「他のアイドルグループと比べると控えめな性格のメンバーが多いという乃木坂の中でも、特に齋藤は物静かなメンバー。最新シングル『Sing Out!』でもセンターを務めているエースではあるものの、楽屋では隅っこにいることを好んだりと目立つことをとにかく嫌います。そんな齋藤ですから、今までテレビでコマネチを披露したことはありませんし、ましてやこれほどの人気番組でここまで吹っ切れたコマネチを見せたのにはビックリしましたね。そのため、齋藤のことを長年見守ってきたファンであれば、その驚きはなおさら大きいでしょう。やはり、西野七瀬をはじめとした人気メンバーが次々と卒業し、世代交代が進む中で、現エースとして乃木坂を世に広めなければというある種の使命感が齋藤の中で芽生えており、今回のコマネチにつながったのではないでしょうか」(エンタメ誌ライター)
とはいえ、やはり清楚系グループということもあるだけにNGなしでなんでも取り組むということは難しいことだろうが、イメージが崩壊しない程度に体を張った頑張りにも期待したいところだ。
(石田安竹)