6月1日放送のラジオ番組「オレたちゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン~」(MBSラジオ)で、お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次がみずからの引退時期についてぶっちゃけ、波紋が広がっている。
加藤は「レギュラー0本、単発のTV番組出演が半年ない」状態で引退を決断すると明言。その際は人知れずひっそりと幕を引き、「引退宣言せずに辞める」と言い放った。
「加藤の相方の山本圭壱は、“60歳定年”を言い出した加藤に、『引退は、年齢で考えることじゃないでしょ』とツッコミを入れた。それに対し、加藤は10年後に迎える還暦を見据えたうえで、『仕事がなくなったら、終わろうと思ってる』と言ってのけた。その基準はレギュラーがなくなり、テレビのゲスト出演の依頼がなくなったら、決行するとした。たとえ劇場出演があっても、やめる。好きなテレビの仕事がなくなったらやめると続けました。引退宣言せず、自分の中で幕を引いて、死んだ時に小さくスポーツ新聞に出るような状況を思い浮かべていたんです」(芸能ライター)
加藤は妻と3人の子持ち。売れっ子MCとして引く手あまたで、帯番組「スッキリ」(日本テレビ系)のMCは14年目になる。お笑い界のトップ企業、吉本興業に所属し、高い好感度で仕事は安泰、テレビのレギュラーは4本を数える。この先よほどの不祥事を起こさない限り仕事がなくなる心配はない。
「売れればもてはやされるが、必要とされなくなったら、一貫の終わりという覚悟があるんでしょうね。加藤は自分の引退については言及しましたが、相方の山本の身の振り方については何も言いませんでした。不祥事を起こして謹慎した山本を加藤が尽力して芸能界復帰させたものの、ジリ貧の苦境が続いています。テレビのレギュラー0状態、ラジオとネット番組で食いつないでいます。もしかすると、加藤の話は、山本への“遠まわしの引退勧告”だったようにも聞こえましたね」(ネットライター)
共演したよゐこの有野晋哉が、引退時期を「相方の濱口優の子供が成人するまで、(子供が)できなければ60歳まで」と言い、あふれる相方愛をアピールしたのとは真逆の空気が感じられたのだった。
(塩勢知央)