吉本興業の闇営業問題を発端に、所属する吉本に“加藤の乱”で反旗を翻した加藤浩次が、地方で冷や飯を食わされるかも?
当初は「幹部が変わらなければ辞める!」と息巻いていた加藤だが、その後は急速にトーンダウン。8月8日には自身がMCを務める「スッキリ」(日本テレビ系)にて、「エージェント制度というのを提案させていただいて、吉本に残る形になってしまった」と明かし、あまりにも短期間でスタンスを変えたと失笑の的にもなっている。
「ホコは引っ込めたものの、吉本の幹部に《扱いにくい》との印象を与えたのは確実。しかも『スッキリ』はここ最近こそ“加藤の乱”で一時的に数字を上げているものの、普段の視聴率は他局のライバル番組に及ばず、リニューアルの際には加藤を外すことが既定路線と見られています。そのためいずれ、相方の山本圭壱とともに加藤は地方へ飛ばされるのではないかと噂されているようです。第一候補は加藤の地元である北海道、あとは福岡という話も漏れ伝わっています」(業界関係者)
ただ加藤は今後、吉本とエージェント契約を結ぶことにより、仕事を自分で選べるようになるはず。そうなれば吉本の都合で地方に左遷させられるようなことはないはずだが…。
「エージェント契約と言えば聞こえはいいですが、主戦場であるテレビの仕事については、従来通り吉本経由になることは確実。ここで吉本が地方局の仕事ばかり取ってくれば、加藤としても地方での仕事をメインにせざるを得ないでしょう。理屈の上では吉本経由の仕事を拒否することもできますが、テレビ業界が吉本をスキップして加藤に直接仕事をオファーすることは考えられません。加藤としても稼ぎのいいテレビの仕事を手放すわけにはいきませんから、背に腹は代えられないとばかり、地方を主戦場にする可能性は十分にあります」(前出・業界関係者)
加藤自身、“加藤の乱”に同調する芸人は平成ノブシコブシの吉村崇とタカアンドトシのトシのみで、「北海道のメンバーしかいないって」と自虐的に語っていた。どうやら北海道へのUターン異動は現実的な選択肢なのかもしれない。
(浦山信一)