元KAT-TUNの田口淳之介被告が、20秒弱にもわたって土下座した場面が世間をにぎわしている。その田口は6月7日に勾留先の東京湾岸警察署から保釈され、黒いスーツ姿で正面玄関に登場。そこでマスコミ陣に向かって大声でお詫びの言葉を述べた後、地面に額をつけて絵に描いたような土下座で頭を下げたのである。
この土下座を巡って世間では、むしろ不快な思いを抱いたとの意見が多いようだ。そんな声の一方で芸能界では過去にも、謝罪の気持ちを土下座で表したタレントがいたという。芸能記者が振り返る。
「遅刻が原因で土下座した芸人は少なくありません。千鳥のノブは13年の元日、生放送の『爆笑ヒットパレード2013』(フジテレビ系)に遅刻。しかも自分の出番直前に大阪の自宅で目が覚め、慌てて新幹線に飛び乗ったのです。5時間遅れで到着したノブは私服姿でステージに上がり、その場で土下座謝罪していました。同様に一発屋芸人『8.6秒バズーカー』のはまやねんは、15年6月17日のDVD発売記念イベントに寝坊で遅刻し、待ちぼうけを喰らっていた報道陣に土下座。これには相方の田中シングルも『ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん!』とツッコみたかったことでしょう。そしてウーマンラッシュアワーの村本大輔は14年12月18日放送の『オールナイトニッポン0(ZERO)』に遅刻。この時は直前の番組を担当していたナインティナインの岡村隆史が緊急出演で場をつなぎ、電話越しに『お前はもうクビや!』と公開説教。20分遅れで村本が登場すると、相方のパラダイス中川が『初めてや、村本の土下座を見た』と驚き、ラジオ番組ながら公開土下座していたことがリスナーにも伝わったのです」
こういった芸人たちに加え、なんと人気の女性アイドルも土下座姿を披露していたという。芸能記者が続ける。
「元・乃木坂46の生駒里奈は17年1月9日放送の『人気声優200人が本気で選んだ! 声優総選挙3時間SP』(テレビ朝日系)にアニメ好きアイドルとして出演。みずから『ワンピース』のファンだと公言していたにも関わらず、人気キャラ“火拳のエース”の声優が誰なのかを知らない様子を露呈し、炎上したのです。それを受けて生駒は同日、自身のブログに謝罪文を掲載。正座して床に手を付いた姿、合掌して謝っている姿、そして土下座と3パターンの画像で謝罪の意を表していたのです。その平身低頭ぶりに加え、当の声優からもフォローのツイートが入り、炎上はすぐさま終息していました」
どうやら土下座にも出来不出来があるようだが、田口の場合は明らかな不出来に終わっていたようだ。
(金田麻有)