ギャラをもらっていないはずなど、なかったのである。
カラテカ・入江慎也が仲介した“闇営業”に参加した芸人たちへの処分に、テレビ・芸能界が揺れている。
「事務所を通さない営業だけでもマズいのに、よりによって特殊詐欺グループの忘年会に参加して、ネタや持ち歌を披露するなどのパフォーマンスを見せていた。当初、入江以外の芸人たちは“厳重注意”にとどまりそうでしたが、結局、ギャラをもらっていたことを認めて無期限謹慎という重い処分が下されました。入江に300万円が渡っていたという証言から、その分配に至る詳細が一部で報じられ、もはや認めざるを得なかったのでしょう」(芸能記者)
処分を受けたのは、宮迫博之を筆頭に、田村亮、レイザーラモンHG、天津・木村卓寛、ムーディ勝山ら13人。
「改めて見てみると、誰もが知る一発屋や、確実にその場を盛り上げることができる芸を持つ者が多く、いかにも闇営業向きの面々。しかも報じられている現場の写真を見ると、しっかりネタ用の扮装をして参加している者もいて、手慣れた雰囲気もありあり。犯罪行為で得た潤沢な資金力から、反社組織への闇営業は、他の闇営業のギャラよりも明らかに高額であったはず。となれば、今回の処分の対象となったもの以外にも、やばい営業先はいくつもあったと考えるのが自然で、さらなる暴露・流出が今後、続く可能性もある。心当たりのある芸人たちは内心、ビクビクでしょう」(お笑い関係者)
また、闇営業以外の部分で入江にオイシイ思いをさせてもらっていた芸人たちも、とても心安くはいられないという。
「入江は合コンのセッティング役として、多くの先輩、同僚芸人に頼られていましたからね。しかも、チームプレイで合コンを盛り上げ、先輩たちの“お持ち帰り”を散々アシストしてきた。今回謹慎を食らった中にも、その恩恵に預かってきた芸人がおり、そうした経緯があったからこそ闇営業にまで協力した側面がありますからね。他にも、そんな芸人は事務所を問わず何人もいる。今回の騒動をきっかけに、彼らの行き過ぎた火遊びの実態が続々と週刊誌にタレ込まれているという話もあります。その中には既婚者の芸人や、バラエティ番組でメイン司会を張る大物芸人もおり、そんな“闇合コン”がヤリ玉に挙げられ、さらに多くの芸人がテレビから姿を消す展開も十分に考えられそうです」(前出・お笑い関係者)
調子に乗りすぎたか。
(露口正義)