それにしても、「有村隠し」は徹底している。映画にも顔を出さないのだ。2月に公開された「フォルトゥナの瞳」(東宝)に主演以降、今のところ発表されたのは2本だけ。8月公開のアニメ映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」(東宝)と10月公開の映画「駅までの道をおしえて」(キュー・テック)なのだが、いずれも声だけの出演である。
ここまでくると、前作のトラウマを乗り越えるだけが、有村の連ドラ登板回避とは思えない。案の定、芸能プロ関係者がこう話す。
「姉の藍里(28)が原因なんです。彼女は今年3月に美容整形をしていたことをカミングアウトしましたが、昨年末の段階でドキュメンタリー番組出演、その後の水着グラビアまで決まっていた。いわゆる『闇キャラ』で売り出すことが既定路線でした。それで有村サイドは、あまり姉妹のイメージを付けたくないということで、今年上半期の露出を減らしたのです」
全ては藍里からの「もらい事故」を避けたいのが本音だという。大げさにも聞こえるが、意外と深刻なのだ。ベテラン芸能レポーターが解説する。
「姉妹のスキャンダルが、どちらかの活動に影響を及ぼすのは、古くは中森明菜の妹・明穂のイメージビデオ出演でもわかるとおりです。17年に藍里は改名を契機に有村姉をアピールして、ヌードを披露。バストトップやヘアは隠していたとはいえ、美尻全開のギリギリセミヌードでした。時期が『ひよっこ』とかぶっていたので、有村サイドは『これ以上、過激なことは‥‥』と、戦々恐々としていた。オールヌードにはなりませんでしたが、次は美容整形の告白ですからね。今はバラエティー番組に整形ネタで引っ張りだこですが、飽きられれば、より過激な売り出し方をしかねない」
一方、有村はすでに「もらい事故」の被害にあっているという指摘もある。藍里が話題になるにつれて、有村にも疑惑の目が向けられているというのだ。ネットメディアを主戦場とするライターが話す。
「もともと有村はエラが張っていて、本人も気にしていたのか、両頬が隠れるような髪型が多かった。それが、最近は両頬を隠さなくなった。髪型を変えただけなのに、ネット上では『痩せただけとは思えない』などと騒がれているのです」
そんな周囲の喧騒をよそに、有村姉妹の仲は良好そのもの。互いのインスタグラム(写真投稿サイト)にツーショット写真を掲載。最近も、藍里がインスタグラムで、タイに行ってロケをしたバラエティー番組の告知をすると、有村は即座にコメントを寄せたことが話題となった。
「長らく別々に芸能活動をしていましたから、姉妹関係と仕事は別と考えているんです。それに、今の連ドラ出演が減ったことは、有村にとってはいい休養になっているようで、頻繁に実家に帰省して、地元の友人と旧交を温めるなど羽を伸ばしています」(芸能プロ関係者)