闇営業問題に端を発した吉本興業の騒動を巡り、これまで沈黙を守ってきたウーマンラッシュアワーの村本大輔が7月30日、吉本芸人への批判ツイートを投下した。
村本はまず“ワイドショーでコメンテーターを務める芸人たちが、ツイッターで吉本批判をぶちあげる若手芸人を「話が大きくなってややこしくなる」と批判している”と指摘。そうしたコメンテーター芸人に対して〈あんたがそれを拾い上げてテレビで言うから大きくなってんだよ〉と反論したうえで、〈彼らは上に噛みつかず下に噛みつく飼い犬根性直したほうがいい〉と口撃。経営陣には物を申さず若手芸人ばかりを攻撃する態度を“飼い犬根性”だと切り捨ててみせた。
このツイートに対しては〈これは正論〉〈それがワイドショーってもの〉と賛意も集まっているが、全体的にはむしろ否定的な声が大きいようだ。芸能ライターが指摘する。
「村本は今回のツイートで、吉本の『上層部』にではなく『飼い犬芸人たち』に噛みついています。そんな村本の姿勢に対して《相手かまわず噛みつく野良犬》、もしくは《上層部には噛みつかない忠犬》とのリプが数多く寄せられているのです。しかも今回の騒動そのものに対して村本からの見解については、ほとんど発言がなく、それどころか7月24日には《給料問題はおれにしては貰いすぎてるので問題ない。仲間がピンチ問題は元々仲間はいないので問題ない》と、われ関せずの態度を表明。吉本騒動にこれほどの注目が集まる中、一匹狼を気取る姿にはかえって不信感が高まるのも当然でしょう」
ただ村本も、吉本の体制に不満を持っていないわけではないようだ。24日には記事投稿サイトの「note」にて、渡米前に副社長と顧問弁護士を含めた吉本上層部と直接話し合い、吉本に対して思うことを伝えてきたと明かしている。
「そうは言うものの、村本自身は《元々仲間はいない》とも言い切ってますし、他の芸人のために動くとは思われていないのが実情。ふだんはあらゆる問題に対して過剰なほどに首をつっこむスタイルなのに、吉本騒動に関しては片手で数えられるほどのツイートしか発しておらず、ほおかむりしているようにすら感じられます。もちろん村本自身がそういう態度を取るのは自由ですが、それならば中途半端にコメンテーター芸人への批判をツイートするのは見苦しいと感じるファンも少なくないことでしょう」(前出・芸能ライター)
自身が吉本の飼い犬でないとするならば、いったいどういう立ち位置なのか。世間の多くは村本に対して説明責任を求めているのではないだろうか。
(金田麻有)