歌手のASKAが8月25日に発表した「CHAGE and ASKA」からの“脱退”に、ファンは戸惑うばかりだ。
この日のASKAの公式サイトには、〈グループを維持していくことが最善の選択なのか、ASKA及びスタッフ一同で話し合った結果、デビュー日という本日をもちまして、CHAGE and ASKAからの脱退を選択することとなりました〉と綴られ、その理由について、〈すっかり、環境が変わってしまった。それにより、音楽活動が変色してしまいました〉、〈個の道を行く時がきたのだと思っています〉としている。
「さらにそのブログ内では、Chageから“2人で会いたい”と連絡が来た際も《そんな大事な言葉さえ弁護士を通して伝えてきた》、《私は、相棒の電話番号も“メールアドレス”も知りません。彼の弁護士を通してしか、連絡の方法がありません》と、その距離感を伝えるとともに、端々にそうしたChageサイドへの恨み節がにじみ出ていましたね」(夕刊紙記者)
14年に法律違反の薬物を巡る取締法違反で、懲役3年執行猶予4年の有罪判決を受け、執行猶予が明けた昨年10月から本格的な音楽活動を再開していたASKA。今年1月にも「直撃!シンソウ坂上」(フジテレビ系)に出演した際、「人が周りに多すぎる。2人でしゃべれば簡単に済むものをしゃべれないからこうなっちゃってる」「ボクは早く出てこいよと言っている」と、デュオの休業状態への苛立ちを語っている。
「ただ、2人はもともと10年以上にわたり不仲が伝えられており、09年に活動を休止している。また、ASKAには逮捕されるまで所属し、Chageとともに株式を持つ事務所の扱いについても、ASKAの意見が通らないという不満が積もりに積もっていたフシもある。そんな中で、ASKAとしては“抜け時”と、その理由付けを探っていたとの見方もできますね」(芸能記者)
ネット上ではファンから落胆の声があがるとともに〈ASKAはなぜそんなに焦っているのか〉《「CHAGE and ASKA」の名前はどうなるのか》など疑問が噴出している。それにしても、“我が道を行く”ぶりが気になるASKAである。