筋肉ムキムキの男たちが難攻不落の「鋼鉄の魔城」に挑む人気番組「SASUKE」(TBS系)。今も男たちの心を捉えて離さず、すでに36回大会まで開かれている。その長い歴史の中でいくつものドラマが生まれ、何人ものヒーローが誕生。そして完全制覇者も登場した。
完全制覇者とは、全ステージクリアを達成した挑戦者のこと。35回の大会でわずか4人しか誕生していない。
「4人の完全制覇者は名だたる人ばかりです。1人目は元毛ガニ漁師の秋山和彦さん。2人目は漁船『金比羅丸』の船長で漁師の長野誠さん。3人目は靴のハルタの営業で2度の完全制覇を成し遂げている漆原裕治さん。そして最後は『サスケ君』こと森本裕介さんです。森本さんが完全制覇を達成したのは2015年の第31回大会。それ以降、完全制覇をする人は生まれていませんでしたが、この秋、ついに新たな完全制覇者が誕生しました」(テレビ誌ライター)
その男の名はドリュー・ドレッシェル。SASUKEのアメリカ代表として日本のSASUKEに何度も挑戦している選手で、SASUKEファンにはおなじみ。アメリカ版SASUKEの「American Ninja Warrior」に出場し、同時に出場選手の指導を行うジムトレーナーでもある。かなりの実力者で「外国人初の完全制覇者が誕生するなら彼しかいない」という声も上がっていた。
そのドリューが「American Ninja Warrior」で完全制覇を成し遂げたのだ。SASUKEの総合演出を務め、ファンから「城主」と呼ばれる乾雅人氏が9月17日、ツイッターで明らかにした。
「同時にファイナルの映像が公開されています。ドリューはみごとにクリアしていますね。クリア後は感極まって男泣き。私ももらい泣きしてしまいました(笑)。アメリカ版をクリアしたことで、ドリューには日本の完全制覇にも期待がかかります。もちろん日米両方で完全制覇をした人はまだいません」(テレビ誌ライター)
日本のSASUKEは今冬の放送に向けて、今は出場選手の選考が行われている。きっとドリュー・ドレッシェルはアメリカ代表として、今冬の大会に出場してくれることだろう。その活躍が今から楽しみだ。