一方、新進女優の頂上決戦を尻目に、マイペースぶりを発揮しているのが女優の綾瀬はるか(34)だ。
「共演者にあだ名を付けるのにハマッています。福士蒼汰(26)は『お福』、玉木宏(39)は『お玉チン』、木村拓哉(46)は『きむちゃん』と呼んでいました。12年に公開された映画『あなたへ』(東宝)で主演の高倉健さんと共演した時は、さすがにあだ名は封印したのですが、綾瀬のフレンドリーな距離感に、最初は高倉さんが驚くほど。でもそれがうれしかったのか、その後は一緒にコーヒーを飲みに行くほど仲よくなっていましたね」(映画関係者)
同じくキムタクと映画「検察側の罪人」(18年、東宝)で共演し、「拓ちゃん、絵描いてよ~」とタメ口で接していたのは、女優の吉高由里子(31)だ。
「男女の先輩関係なくブレません。元歌手の安室奈美恵(41)をちゃん付けで呼んだり、芸人の近藤春菜(36)とカラオケボックスで初めて会った際には、『えっ、カラオケで御飯食べてるん?』といきなりタメ口で春菜を仰天させました」(織田氏)
それでも慕われるのは、吉高ならではの人たらし術があるのだろう。
19年春ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系)で主演に起用されると、座長として現場の盛り上げ役に徹していた。
「現場の雰囲気が重くなると、共演者のユースケ・サンタマリアさん(48)に『何かおもしろいこと言って!』とムチャ振りして和ませていた。スタッフの名前と顔を覚えるのも早くて、スタッフ同士で呼び合っているあだ名をこっそり聞いている。それでいきなりそのあだ名で呼んでくるので、胸キュンしないスタッフはいませんよ」(現場スタッフ)
「ウェ~イ」とイチコロにされるのも納得だ。
テレビ番組でタメ口素顔をさらしたのは、女優の波瑠(28)だ。7月30日放送のバラエティー番組「ウチのガヤがすみません!」(日本テレビ系)に出演した際、催眠術で苦手なきゅうりに挑戦することに。
「催眠状態に入った波瑠は、催眠術師の言葉に従ってきゅうりをパクリ。MCの後藤輝基(45)が『おいしいの?』と尋ねると『ああ、うん』と相づち。続いて食感を聞かれると、『うん、食べられる』とタメ口で答えたんです」(芸能記者)
催眠術にかかったとたん、タメ口に変貌した波瑠に、織田氏もコーフンを隠せない。
「共演した佐藤健(30)にも『食べてみな?』とSっぽい口調で話しかけていた。催眠術で素になるというのはありがちですが、これが本来の姿かと思ったらゾクッとして、もっとタメ口を欲したくなりました」
波瑠の繰り出したまさかの一手で、新タメ口女王決定戦の行方はますます混沌としそうだ。