9月26日に最終回を迎えたドラマ「ルパンの娘」(フジテレビ系)。最終回視聴率は9.8%、全11話平均視聴率は7.1%とあまりいい数字とは言えないが、視聴者の満足度はことのほか高かったようだ。
「荒唐無稽で笑いの要素がふんだんにありながらも、最終回はこれまでの伏線をすべて回収し、泣けるフィナーレを迎えました。特に深田恭子演じる華の幼なじみ・円城寺輝を演じた大貫勇輔が登場したミュージカルパートでは、敵役との殺陣をダンサーらしく華麗にこなしながら、これまでと同様にカラオケ画面風の歌詞とともに歌唱。敵役が円城寺(大貫)を見てつぶやく(なんだお前)(なに歌ってんだよ)までがカラオケ画面風の歌詞として放送されました」(テレビ誌ライター)
ネット上では放送と同時に「(なんだお前)までが歌詞になってる」「笑えるのに身を引く円城寺が切ない」「この演出サイコー!」など称賛の声が続出。
「さらに後半で戦闘シーンを見せた瀬戸康史演じる桜庭和馬に対しては『髪が乱れてもかっこいい和馬にマジボレ』『このドラマで瀬戸康史ファンになりました』といった声が相次ぎました。また、ウエディングドレス姿を披露した岸井ゆきの演じる橋元エミリは、背中が腰までV字に深く開いたデザインだったため、スベスベした背中が丸見え。前を向いてもV字に開いた胸元からは座ったまま身体を前に倒しながらセリフを言うたび、胸の渓谷が全見えとなり、いろいろな見どころ満載の最終回でした」(テレビ誌ライター)
“笑えるのに泣ける”というキーワードは、昨年大人気となり、11月からシーズン2が放送されるドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)と同じ。満足度の高いドラマには、この「笑いと涙」が必須なのかもしれない。