女子アナの必要条件が、容姿端麗、才色兼備のソップ型だったのはその昔。今や無病息災、肥肉好酒、よく食べよく寝るアンコ型こそが女子アナ界を牛耳っているのだ。ぽっちゃり界の王座にどっしり腰を据える横綱・水卜ちゃんを土俵から突き落とすべく、天高く肥える女子アナたちの肉弾バトルが始まった!
スポーツ紙芸能デスクが語る。
「もはや水卜ちゃんは、女子アナの中でも別格の存在です。8月の『24時間テレビ』(日本テレビ系)では、いとうあさこ、ガンバレルーヤ・よしこ、近藤春菜らが先にマラソンランナーとして決定していましたが、当日、4人目の大トリとして発表されたのが水卜ちゃんでした。総合司会者として初で、しかも日テレ社員がタレントを抑えて目玉ランナーとなったわけですからビックリ。あとで聞けば、番組を成功させるために、看板アナに激走してもらうしかないということで社長みずから、直々に指名していたようです」
ハンパな芸人よりも数字を持っている水卜麻美 アナ(32)効果もあり、番組は数字的に好成績を収めたという。
水卜ちゃんといえば、好きな女子アナランキングでは5年連続1位(13~17年、オリコン調べ)で殿堂入り。理想の上司で3年連続1位(17~19年、明治安田生命保険調べ)という女子アナクイーンぶりだが、その魅力はズバリ、包み隠さない安定のぽっちゃり体型が源泉となっている。
今夏のイベント「超☆汐留パラダイス!」のトークショーでは、先輩の森圭介アナと2人で壇上に現れた水卜アナは好物の角煮の調理、流しそうめん食レポ実況など、芸人ばりの実食パフォーマンスを行った。さらに、SNSで受け付けたファンからの質疑にも応答。この日のために新調した浴衣姿の水卜アナに対し、
〈親方、地方巡業の予定はありますか?〉
という質問が読み上げられると、
「力士じゃねーわ。夏場所じゃねーから、水卜部屋じゃねーから」
と、女芸人並みの体を張った「うっちゃり」で切り返す当意即妙ぶりを披露したばかりか、
「マジで、質問のセンスが最高ですね~」
と、喜色満面のコメントでイベントを盛り上げていた。
「食べっぷりで人気に火がついた水トちゃんですが、『ヒルナンデス』で食レポをやっていた頃など、1日5軒回ることもザラで、ハンバーガーを平らげたらお次は焼肉なんていうヘビーローテーションをこなしていた。実は、彼女はカメラが回っていなくても、出されたものを自分で食べきるんです。そんな生活をしていれば、必然的に体型はプヨプヨになりますよ。もちろん空き時間があればジム通いして、熱心にボクササイズに取り組んでいます。Tシャツ姿でバストをプルンプルンと揺らしながら吐息をハァハァ漏らす姿がソソると評判ですよ」(広告代理店関係者)
この健康ポチャアナを、女子アナウオッチャーの丸山大次郎氏は手放しで称賛する。
「これまでの美人でかわいい女子アナという既成概念をブチ壊したのが水卜アナです。新人時代は楽しそうに食レポする姿が印象的で、一時はどこまで肥えるのかと心配でしたが、もはや女子アナを超えた横綱級の存在感を放っています」
この成功例を局がみすみす見過ごす手はない。今や「第2の水卜アナ」の育成シフトを敷いているという。その「前頭筆頭」となるのは5年目の尾崎里紗アナ(26)だ。
「水トちゃんより4センチ小さい低身長のゆるぽちゃアナ。8月29日に東京ドームで行われた対広島戦ではチアガールの一員としてグラウンドに登場しました。胸の谷間までのぞくチア衣装でムチムチした太腿を振り上げチアダンスを披露。チーム圧勝のぽっちゃり女神として貢献しました」(スポーツ紙芸能デスク)
芸能評論家の織田祐二氏は「番付昇格」を推奨する。
「担当する情報番組『バゲット』ではシェイプアップトレーニングのコーナーがあり、毎回女性トレーナーから容赦なくシゴかれ、ハァハァと息を荒らげている。まるで『公開朝稽古』で居残り特訓を受けている新米力士のよう。どれだけやってもトレーニングの効果が見られない太め残りの下半身に実直さを感じます」
博多弁が抜けきれないおっとり素顔が隠し味の尾崎アナは「小結」へ昇進だ。