この数字は運営側としては安心感しかないだろう。
乃木坂46の3期生、4期生が東京・代々木第一体育館で26日、27日の2日間にわたって単独公演「3.4期生ライブ」を開催。そのチケット倍率が驚異の10倍だったことが明らかとなっている。
16年9月に加入した3期生12人と、昨年11月加入の4期生10人の次世代メンバーたちのみによるライブという初の試みではあったが、「ぐるぐるカーテン」「逃げ水」など全30曲を披露。
そんな同ライブでは2日間で1万人ずつ、計2万人を動員。各日10万の応募があったため、そのチケット倍率は10倍であったことが分かっている。
白石麻衣や齋藤飛鳥といった世間一般でも認知度が高い1期生メンバーを除いても、この驚異のチケット倍率とあって、ファンからは「え、倍率10倍もあったのかい! そりゃ当たらないわけだ」「普通に東京ドーム公演できちゃうじゃん」「1期生もどんどん卒業してるけど、乃木坂の人気は相変わらず衰え知らずだな」など、次世代メンバーたちの想像以上の人気ぶりに驚きの声が上がっている。
「シングル表題曲で最も多くセンターを務めた西野七瀬や初代センターの生駒里奈、初代キャプテンの桜井玲香など、昨年から12人ものメンバーたちが卒業。今後も世代交代は着々と進んでいくことが想定されますが、そんな中で若手メンバーだけでここまでの集客力があることは運営としては嬉しいばかりでしょう。AKB48でも黄金世代と言われるメンバーたちが抜けた後の活動には苦労していますからね。やはり主に3期生たちに、自分たちがグループの次世代を担っているという自覚が芽生えてきていることがプラス材料となっているはず。ただ、3期生の人気メンバーの山下美月がファンに向けて配信したモバイルメールで、『自分がアイドルでいれる時間はそこまで長くない』ととれる発言をしていたりもします。グループの状況もめまぐるしく変化していきますので、先輩頼みではなく、4期生も遠慮することなく、どんどん前に出てきてほしいところですね」(エンタメ誌ライター)
ちなみに今回の公演では、来年2月21~24日には毎年恒例の「バースデーライブ」をナゴヤドームで行うことも発表されているが、こちらは1期生、2期生も含めた全体のライブとあって、その倍率がとんでもない数字になることは想像に難くない。
ファンたちも無事にチケットを確保できるか、すでに心配で仕方ないようだ。
(石田安竹)