K-POPグループ・KARAの元メンバー、ク・ハラさん(享年28)がソウル市内の自宅で死亡した状態で発見されたのはさる11月24日。16年のKARA活動休止以後、ハラさんはソロ歌手として活動を続けていた。そのさなか、今年5月に自死未遂騒動を起こし、うつ病の発症も報じられている。韓国の芸能事情に通じたライターが言う。
「ソロ活動が順風満帆でなかったことは確かです。しかし、彼女が精神のバランスを大きく崩したのは本業の不調ではなく、オトコとのスキャンダルが表に出たからでしょう。18年9月に、元交際相手だった有名美容師を、強要、脅迫、性暴力違反などの疑いで告訴したのです。起訴の内容や韓国での報道によれば、ハラさんとの性的関係を示す動画を送り付け、『芸能活動を続けられなくしてやる』と脅迫、暴行していたそうです」
その“元カレ”には今年8月に、懲役1年6カ月(執行猶予3年)の有罪判決が言い渡されているが、
「スキャンダルの影響で韓国の芸能事務所との契約が今年1月に終了。日本での芸能活動を模索していた。そして自死騒動後の6月、日本の大手芸能プロとの契約が発表され、11月には新曲とそのライブツアーも行っており、本人も『心機一転して頑張る』と張り切っていたといいますが…」(スポーツ紙芸能デスク)
ハラさんの自宅からは自身の境遇を悲観する内容のメモが見つかり、警察は自死と断定。一連の騒動のほか、今年10月に親友の韓国人タレントが自死した精神的影響も語られている。しかしある芸能関係者は、
「彼女は常に“性的動画が拡散されること”におびえていた」
とも語るのだ。ハラさんに送られてきたとされるその動画は、現時点では漏洩していない。だが、ここで関係してくるのが、韓国の「お国柄」だ。実は韓国は、性的動画大国として名高い日本より、はるかに“素人との性行為を写した動画”が盛んなのだ。
「海外動画サイトなどを見ても、韓国人女性が出演する動画はほぼ100%素人が拡散させた修整をほどこしていない動画です。若い世代は特に抵抗が薄く、気軽に応じてしまう傾向があるようです」(艶系サイト運営者)
日本ではほとんどない、有名人のそうした動画が漏洩・拡散したケースすら存在するのだ。
「11年に当時30代半ばの韓国の人気女子アナ動画が拡散されました。性行為の様子がハッキリと収められたもので、それを拡散させたとされる人物との訴訟にも発展。大幅なイメージダウンで彼女の芸能生命は絶たれました」(前出・ライター)
万一、他人には見せられない姿が拡散してしまい、バッシングされたら…。再スタートを切ろうとしたハラさんにとって、それは耐えられないことだったのかもしれない。