熱心な特撮ファンで知られるタレント・なべやかんが「意外な転身」を語る。
「びっくりしたのは『魔法少女ちゅうかなぱいぱい!』(89年、フジテレビ系)に初主演した小沢なつきですね。オンエア途中でマネージャーと逃避行し、しばらくしたら全脱ぎの写真集でカムバック。ふたたび夜の街に消えたと思っていたら、艶系ビデオに出るというジェットコースター的な半生でした」
少年が操縦する巨大ロボットが怪獣をなぎ倒す─今も根強いファンが多い「ジャイアントロボ」(67~68年、NET系)で、勝ち気な女性隊員を演じたのは片山由美子だ。ロボ出演時は17歳だったが、その直後に転機が訪れたと片山は言う。
「69年に『平凡パンチ』のグラビア撮影をしたんです。最初は水着の約束のはずが、乗せられるままにどんどん脱いでいきまして。それが掲載されて、所属していた東映には内緒だったので、大目玉を食らったんですよ」
だが、片山は東映作品などで数多くの役を与えられるようになった。
今もバラエティー番組で活躍するさとう珠緒は「超力戦隊オーレンジャー」(95~96年、テレ朝系)でオーピンクこと丸尾桃役に扮し、大人気に。
「そのタイミングで、篠山紀信氏が撮影したグラビアが発掘されたんです。93年の1月と2月に『週刊ポスト』に掲載されたものですが、あどけない顔と不釣り合いな“ピーチ胸”で、激震が走りました」(グラビアカメラマン)
そして特撮ヒロインの元祖と言えば、「ウルトラセブン」(67~68年、TBS系)のアンヌ隊員を演じたひし美ゆり子だ。72年に「週刊プレイボーイ」に刺激的なグラビアが掲載されると、75年には「新仁義なき戦い 組長の首」(東映)で菅原文太を相手に、大胆なシーンを披露している。
6月16日発売の「週刊アサヒ芸能」6月25日号では、あの日の郷愁を誘う特撮ヒロインの華麗なる艶姿をふんだんに盛り込み、蘇らせて特集している。