業界内の評判もよく、今春から「バカリズム特番~朝日奈央の恩返し~」(フジテレビONE)がスタートするなど、バラエティー番組に出ずっぱりの朝日。だが、ここまで成り上がった裏には、運のよさもあったという。
スポーツ紙ベテラン芸能記者が解説する。
「テレビやマスコミにもスムーズに浸透しているところをみると、好感度の高さや彼女自身の頑張りもあるとは思いますが、売れた要因の一つに所属事務所『ライジング』の期待とタイミングがうまくかみ合ったこともあるでしょうね。この事務所は、かつて安室奈美恵(42)や西内まりや(26)が所属していましたが、最近はイマイチ目立つ女性タレントが出なかった。それでお笑い部門に力を入れ始めたこともあり、そこに彼女がハマったことが大きい」
元アイドルでありながら「NGナシ」を公言し、出演する番組では、目や鼻に硬貨を入れるお得意の「10円玉芸」をたびたび披露。さらに3年前の17年4月放映の「ゴッドタン」(テレビ東京系)では、当時産休に入った松丸友紀アナ(39)の代役を決めるオーディションで、シモネタにも挑戦している。
「なぞかけで知られる女芸人の紺野ぶるま(33)との対戦で、お題は『女子アナ相手に悪口を言う』というもの。まず紺野が『女子アナとかけて男性シンボルと解く。かむと怒られるでしょう』と答えると、朝日もすかさず『しっかり立っていないとダメでしょう』と切り返していました。『メスブタ』を連呼していた頃に比べると、見違えるような成長ぶりでしたね」(アイドル誌編集者)
こうして「脱アイドル」に成功した朝日だが、今後も今のキャラのまま快進撃を続けていけるのだろうか。三杉氏はこう読む。
「彼女がプライベートでどういう選択をするかも大きいと思います。昨年、女性誌にイケメン美容師との『スッピン熱愛』をスクープされましたが、モデルにもモテるイケメンの美容師を落とすというのは、女性としての魅力が十分あるということです。女性からのウケもいいので、不倫騒動などを起こさないかぎりは、結婚⇒主婦タレ⇒出産⇒ママタレという、現在の女性タレントの王道を進むこともありえますね」
熱愛については、昨年12月に中山競馬場で行われた「イルミネーション」点灯式に出席した際、「いいおつきあいをさせていただいてます」と交際を認めている朝日。このままゴールインとなるかどうかは別として、当分の間、バラエティー番組に欠かせない存在であることは間違いなさそうだ。