「小芝風花ってこんなに可愛かったっけ?」
6月28日に最終回を迎えたドラマ「美食探偵 明智五郎」(日本テレビ系)でヒロインを務めた小芝に対し、こんな評価の声が続出しているようだ。
その小芝は、変わり者で美食家の私立探偵・明智(中村倫也)に淡い恋心を寄せる弁当屋店主の役を好演。最終回では連続殺人鬼のマリア(小池栄子)によって囚われの身となり、最後の晩餐に向けてマリアが選んだドレスを着ることに。そのドレスを見た明智が最上級の褒め言葉である「悪くない」を口にする場面もあった。
「デビュー9年目の小芝はオスカー所属にもかかわらず、しばらく鳴かず飛ばずの苦しい時期も経験してきました。それがここ数年は演技面での評価を高め、コメディエンヌとしての才能も開花。今回の『美食探偵』でも随所にラブコメディ要素を散りばめており、小芝をうまく使いこなしていると感心します。ルックス面でも成長に伴って少し面長になり、子供っぽさを払拭。艶気を感じさせるタイプではないものの、ヒロインにふさわしい可愛らしさを発揮しています。5月17日放送の第6話で披露した男装姿は相当な美形でないと似合わないもの。今回のヒロイン役をきっかけに、今後はさらに大きな役も期待できそうです」(芸能ライター)
そんな小芝の成長は、多くの女優陣が離脱しているオスカーにとっては光明の一つ。後輩たちに希望を与える星にもなっていそうだ。その一方で、小芝が目立てば目立つほど、活躍の場を失いかねない先輩もいるというのである。
「年齢で5歳、芸歴で9年も先輩にあたる剛力彩芽は、小芝の台頭で割りを食いそうです。かつては“深夜ドラマの女王”として休みなしにドラマに出まくっていた剛力ですが、実業家・前澤友作氏との熱愛で女優業はすっかりおろそかに。破局と復縁を経た6月27日はオンライン開催されたファッションイベントで久しぶりに公の場に姿を現しましたが、今後どのくらい芸能活動に注力するかは未知数ですし、女優としてはもはや戻る場がないとさえ言われています」(前出・芸能ライター)
オスカーからのプッシュは期待できなそうな剛力だが、かつては現場での評判は悪くなかったという。人懐っこい性格で常に笑顔を絶やさず、いくら売れっ子になっても偉そうな態度や面倒くさそうな表情を見せなかったので、周りから支持されていたというのだ。
「そして小芝も同じように人柄で評価を高めたタイプであり、関係者で彼女のことを悪く言う人はいません。見方を変えれば剛力と小芝は女優のタイプが被っており、ドラマ業界での“いい人枠”は剛力から小芝にバトンタッチされたとも言えそうです。それに加えてわりと多くいるタイプの顔だちの小芝はどんな役でもこなせますが、剛力はクセの強いルックスと印象的すぎるショートカットゆえに、主役を引き立てるヒロイン役としてはヒロインのタイプが限られがちであることも否めません。制作側としても同じオスカーから何人もヒロインクラスに起用することはできず、小さくなったパイを小芝に奪われる形だけに、剛力の女優業復帰の道のりは険しいのではないでしょうか」(前出・芸能ライター)
まだ27歳の剛力だが、芸能界でのポジションは後輩の小芝に譲ることになってしまうのか。ここからが踏ん張りどころのようだ。
(金田麻有)