一方、TBSに目を向ければ近年、増殖中の「東大卒美女」が「数字」を武器に、看板アナの座に駆け上がりそうな雲行きだ。TBS関係者が明かす。
「注目株は入社2年目で東大法学部出身の才女・篠原梨菜アナ(23)。すでに『史上最強の即戦力アナ』として脚光を浴びています。新人で入った直後から『うまく育てば視聴率を稼げる逸材』と期待されていましたが、それを早くも証明したのが、打ち切り間近とまで言われていた『あさチャン!』の視聴率回復の立て役者になったこと。今年1月に篠原アナが加入するや、突如として低迷から上昇基調に転じました。今では現エースの江藤愛アナ(34)の『正統後継者』とまで目されるようになりました」
かつて「ピンチヒッター江藤」と呼ばれていた江藤アナも、次々こなしていた番組が高視聴率を叩き出し現在の地位を築いただけに、シビアな現場の様子がかいま見える。実際、すでに、各番組間で争奪戦が勃発していると言われているのだ。
「『東大王』では解答者としても駆り出され、テレビ・ラジオを合わせてすでに8番組も担当しているのに、秋の改編で『篠原を使いたい』とのオファーが殺到している。今後も限界ギリギリまで出演番組が増えそうです」(TBS関係者)
この篠原アナを猛追するのが、「TBSのカトパン」とルックスばかりが注目されてきた良原安美アナ(24)だ。18年入社で3年目を迎え、いよいよ覚醒したともっぱらの評判。
同期の田村真子アナ(24)や宇賀神メグアナ(24)が次々と出番を増やす中、目立った仕事を任されず、出遅れ気味だった良原アナにいったい何が起きたのだろうか。
「きっかけは今春から担当しているラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』。当初は露骨に緊張していたものの、爆笑問題との相性が抜群によく、アッという間にフィット。先輩の外山惠理アナ(44)、長峰由紀アナ(57)のモノマネをたびたび披露して笑いを取っています。太田光(55)からも『あいつは化ける』と太鼓判を押されているんですよ」(女子アナウオッチャー)
フジテレビでは、ポストカトパンの看板アナ不在が長く続いたが、ここにきて「宮司体制」への移行が進められているという。フジのスタッフが語る、もはや下克上の混戦状態とは──。
「カトパン退社後は、『Live News α』『Mr.サンデー』に出演する三田友梨佳アナ(33)が事実上『フジテレビの顔』として奮闘してきましたが、このところ局内では着々と宮司愛海アナ(28)を三田アナの後継者にする『宮司シフト』が進行中。早ければ、来春にも実現します。現在、宮司アナは『S-PARK』で『スポーツ番組の顔』として活躍しているのですが、きわめて深刻な報道アナ不足に悩むフジの中で、報道路線への転換を求める声が高まっていました。さらに三田アナとしても、今年1月に結婚したこともあり、ハードな仕事を徐々にセーブしたい意向だと聞きます。年齢的にも妊活の焦りがあるのかもしれません」
実際、フジテレビは「報道のエース」と呼ばれた椿原慶子アナ(34)が昨年の春に産休に入るというハプニングに襲われ、急遽、ミタパンが八面六臂の活躍をしてしのいだという経緯がある。
「そうした経緯から、スポーツ番組での『ポスト宮司』を決める必要も出てきたのですが、これが過去にない大混戦。鈴木唯アナ(26)、杉原千尋アナ(24)、藤本万梨乃アナ(24)ら若手有力候補が入り乱れ『前・スポーツの顔』である宮澤智アナ(30)のカムバック説まで飛び出しているんです」(フジスタッフ)
視聴率低迷に悩むフジの起爆剤となるか。