女優・小芝風花主演の深夜ドラマ「妖怪シェアハウス」(テレビ朝日系)が、8月1日にスタート。“次世代コメディエンヌ”小芝の民放連ドラ初主演に注目が集まっている。
同ドラマは、気弱で空気ばかり読んでしまう主人公・目黒澪(小芝)がお節介な妖怪たちに助けられ、たくましく成長していく姿を描くホラーコメディ。シェアハウスに暮らす大酒飲みの酒呑童子(毎熊克哉)、寮母として世話を焼く座敷童子(池谷のぶえ)、四谷怪談のお岩さん(松本まりか)、ぬらりひょん(大倉孝二)など、妖怪キャラが実写で登場。深夜帯にもかかわらず世帯平均視聴率5.5%を獲得し、関心の高さがうかがえる。
小芝は2016年朝ドラ「あさが来た」(NHK)でヒロインの娘役を演じて注目を集めると、昨年主演を務めたドラマ「トクサツガガガ」(NHK)では隠れ特撮オタクのOL役。さらに「べしゃり暮らし」(テレビ朝日系)では漫才を披露するヒロイン、そして前クールの「美食探偵 明智五郎」(日本テレビ系)でもコメディエンヌぶりを発揮し、今回の作品でいよいよ民放ドラマ初主演。今や事務所の期待を一身に背負っているといっても過言ではない。
そんな小芝サイドには、大きな野望があるという。
「それは、NHK朝ドラのヒロインになることです。近道はヒロインの家族を演じることで、例えば『まれ』の土屋太鳳は『花子とアン』でヒロインの妹役。『とと姉ちゃん』の高畑充希は『ごちそうさん』でヒロインの義理の妹役。そして来年の朝ドラ『おかえりモネ』の清原果耶も『なつぞら』でヒロイン役の広瀬すずの妹役を演じて注目を集め、朝ドラのヒロインに抜擢されています。その点、『あさが来た』でヒロイン・あさ(波瑠)の娘役・千代を演じた小芝はNHKの覚えもめでたく、その資格は十分。ただ、『妖怪シェアハウス』のようなキャラの濃い役をやると色物のレッテルを貼られる恐れもあり、そのあたりが気がかりです」(芸能ライター)
振り切った役どころの朝ドラヒロインなら適役なのだが、果たして。(窪田史朗)