8月9日、「サンデーモーニング」(TBS系)に出演した巨人OBで野球評論家の張本勲氏の発言が、注目を浴びている。
プロ野球では6日、阪神─巨人戦で8回裏で11対0と大差をつけられ敗戦濃厚となった原監督は、内野手の増田大輝を中継ぎとして起用した。試合日程が詰まっていることから投手陣の負担を軽減するための継投だったが、これが日本プロ野球では前代未聞の策だっただけに賛否両論が噴出。
元巨人監督の堀内恒夫氏や原監督の元でヘッドコーチを務めたこともある伊原春樹氏がブログやスポーツ紙で痛烈に批判すれば、元巨人の上原浩治氏が「OBの方たちに喧嘩を売るわけではないですが、今回の件は何がダメなんでしょうか?」と原采配を擁護、これに米メジャーリーグ・カブスのダルビッシュも賛同するなど、議論が拡大を見せた。
「そんななか注目されていたのが、球界のご意見番と呼ばれる張本氏の見解。もともと日本人選手がメジャーへ行くことや大谷翔平の二刀流に反対意見を示し、千葉ロッテで元大船渡高校の佐々木朗希が昨年、岩手県大会決勝で起用されなかったことに苦言を呈するなど、保守的、昔気質と見られていたことから、原監督に“大喝”が飛ぶと思っていたのですが…」(夕刊紙記者)
「サンモニ」出演前から一部スポーツ紙で原采配に賛同の意見をコメントした張本氏は、番組でも「賛否両論あると思う」としながら、「12球団でこれぐらいできるのは原監督ぐらいしかいないと思う」「私は原監督の采配を評価します」と大絶賛。ネット上ではこれに〈お、おう。張さんは賛成なのか〉〈張さんの言う通り。反対するOBに喝入れて欲しい〉といったものや〈佐々木朗希の時は消耗考えず投げさせろと言い、なんだかとんちんかん〉〈張本は原びいきだからな〉など、こちらもまた賛否を呼んでいる。
張さん発言の注目度を改めて思い知らせる出来事となった。