沢尻エリカの逮捕劇で放送開始が遅れ、スタートして高い評価を得たと思ったらコロナ禍による撮影休止に追い込まれたのがNHK大河ドラマ「麒麟がくる」である。ようやく撮影も再開され、8月30日からファン期待のリスタートとなる。
さて「麒麟がくる」の主要な女優陣には、悩ましい演技を見せてきたケースが多い。映画評論家・秋本鉄次氏が解説する。
「戦災孤児のお駒を演じている門脇麦は、何と言っても『愛の渦』(14年、クロックワークス)での欲望が強すぎる女子大生役ですね。公開当時はまだ無名で、第一印象は『美人なのかそうじゃないのか、不思議な女優だな』でした。まさか『ここまでやるのか!』と、声を出しそうになったほどです」
伊呂波太夫を演じる尾野真千子は、やはりブレイク前の「真幸くあらば」(10年、ティ・ジョイ)で禁断のシーンを見せている。
「今で言うならリモートプレイですね。月明かりの下、遠く離れた恋人を思い、一糸まとわぬ姿で身をくねらせていました」(前出・秋本氏)
大河ドラマの歴史を振り返ると、多くの名女優たちが戦国武将の正室や側室を演じて火花を散らしている。 滝田栄主演の「徳川家康」(83年)では、家康の側室として、秀忠・忠吉の聖母となる「お愛」を演じた竹下景子が印象的。そのお宝映像を、映画ライター・松井修氏によれば、「クイズ番組で大人気となる直前に」「祭りの準備」(75年、ATG)に出演し、暗がりではあったが、完脱ぎを見せているという。
「当時『お嫁さんにしたいNo.1』と呼ばれた清純派女優の貴重なシーンです」(前出・松井氏)
8月25日発売の「週刊アサヒ芸能」9月3日号では、他にも大河ドラマの歴史を飾ったヒロインたちの妖艶シーンを大特集している。