これまで「ナチスの手口に学べ」(16年)、「セクハラ罪という罪はない」(18年)などと「みぞうゆう」な放言で裏流行語の常連となってきたのが麻生太郎副総理(80)だ。今年3月、開催が危ぶまれる東京五輪に関し「呪われた五輪」との自論を力説した。
「戦前の東京五輪、モスクワ五輪と40年ごとに問題が起きているのは確かですが、自身はちゃっかりモントリオール五輪にクレー射撃で出場しているんですからね。それより、麻生さんにはマスクをちゃんと着けてほしいですね。国会中継で見ると、足を組んだ姿勢で口元が崩れているのが気になります」(ユリQ氏)
本家流行語のノミネートが発表されたあと、駆け込むように近藤真彦(56)の5年越し不倫が発覚。25歳年下の不倫相手に「揉み消せる権力を持っている」と豪語していたとおり、週刊文春の一報後も、不倫ネタが大好きなはずのテレビは当初、不思議と「完黙」したのである。
「マッチの不倫話を取り上げるかどうか、議論すること自体がマッチポンプなんて笑っちゃうよね」(デーブ氏)
その後、事務所が無期限活動自粛の方針を決定すると、ワイドショーは横並びで報じ、マッチの権力は揉み消されていく‥‥。
さらに、朝のTBS系ワイドショー「グッとラック!」で小林麻耶(41)がイジメを一方的に訴え、番組を降板した。その一方で、夫と共演するYouTube活動は続行。騒動後は16分間瞑想し、「世界とつながってる」とぶっ飛び発言だ。
「もう『小林麻耶』という名前だけで流行語大賞でいいんじゃないですか。世界とつながってるって、いつからグローバル化したの?YouTubeの動画は怖いけど、交通事故を見ているようでつい見ちゃう。番組にはぜひ、オカルトに詳しい大槻教授を呼んで夫と激論させるべきだと思うけどね」(デーブ氏)
怖いもの見たさで番組視聴率もグッドアップ!?
トリを飾るのは、今年のベストドレッサー賞に選ばれた田中みな実(34)だ。ドラマでは眼帯姿で「許さなーーーーい」と叫ぶ怪演ぶりで女優業に開眼した。
「眼帯をまくって男に見せつける姿は、片平なぎさが手袋をかんで外し風間杜夫に義手を見せつける『スチュワーデス物語』の令和版。振り切った演技がすごかったので、女優として今後が楽しみです。『吉原炎上』のような、ネチネチした女の情念濡れ場を見せてほしい」(ユリQ氏)
これにはデーブ氏もニンマリしながら、
「写真集であれだけ脱いでいるので、映画だったらすごい濡れ場があるかもね。そしたら映画館は座っても“立ち見”でしょ」
中途半端な濡れ場じゃ許さなーい。というわけで、2020年の裏流行語大賞は、田中みな実の「許さなーーーーい」に決定!