12月22日に発表された「♯Twitterトレンド大賞」において、マンガ「100日後に死ぬワニ」の100日目が最多リツイート賞と最多いいね賞の2冠に輝いた。作者のきくちゆうき氏は同日、同大賞でもらったという「#」型のトロフィーを公開し、ファンからは多数の祝辞が寄せられている。その一方で連載終了時に巻き起こった騒動も今回、蒸し返されているという。
「この『100日後に死ぬワニ』は2019年12月12日からきくち氏のツイッターアカウントで連載を開始し、3月20日の100日目で最終回を迎えました。その最終回が実に200万を超える“いいね”を集めたのですが、その直後からキャラクターの商品化やタイアップカフェ、果ては映像化やゲーム化までが次々と発表。これにあざとさを感じたネット民から商魂のたくましさが疎まれて舞台裏を巡る様々な噂も流布されていました。ただ、4月8日に発売されたコミック版は35万部以上のベストセラーとなり、作品自体に力があったのは確かでしょう」(週刊誌記者)
東京・池袋で4月1日に期間限定で開店した「100日後に死ぬワニカフェ」は、コロナ禍の影響でわずか3日後に臨時休業。4月24日に開店予定だった大阪店はついぞオープンすることなく、今では同カフェの公式サイト自体が閉鎖されている。
もはやオワコンの様相を呈している“100ワニ”。ところが、実はひっそりとビジネスを継続しているというのである。
「同作品の公式ツイッターは今でも稼働しており、公式グッズの発売も告知。公式ネットショップの『100ワニSHOP』では新商品のミニタオルやポーチ、Tシャツなどが売られています。正直、この時期に100ワニグッズの需要があるのかどうかは疑問ですが、Twitter大賞の受賞を見込んでの商品展開かもしれません」(前出・週刊誌記者)
11月には100ワニ関連のプライズをゲットできるクレーンゲームにて、1回23円の格安プレーが確認されていたことも。もはや投げ売り状態の100ワニグッズに、Twitter大賞効果は発生するのだろうか。
(金田麻有)